投資信託に関する余談とニュース
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消費増税で投資信託の手数料もアップ
消費増税は経済に影響を与えます。ですから、間接的な形で、投資信託のパフォーマンスに必ず影響を与えます。
ただ実は、間接的な影響だけでなく、直接的な影響もあります。投資信託の手数料が上がるのです。
一番古い投資信託はどれだ?
日本に現存する、一番古い投資信託はどんなものでしょうか。ちょっと調べてみました。
その結果、どうもその投資信託は、記録を維持するためだけに生かされているように感じました。なにせ、存続させても、金融機関としてはほとんど儲けがありませんから。
投資信託の純資産総額が過去最大に
投資信託の純資産総額が、過去最大を記録したそうです。
アベノミクスの影響が大きいのでしょうね。株価が上がれば、投資信託が保有する資産の価値も上がります。また、新たに契約する人も増えるでしょうしね。
物価連動国債に投資できる投資信託
比較的低いリスクでインフレ対策をしようと思ったときに便利なのが、物価連動国債を使うことです。名前から分かるように、物価の変動に連動してリターンが変わる国債です。ただこの国債、個人では買うことが出来ません。そこで、投資信託を通して買うなどの工夫が必要です。
物価連動国債に投資する投資信託の一つが「MHAM物価連動国債ファンド」です。この投資信託、最近は、かなり純資産総額を増やしているようですね。
中国のA株のETFが米国市場に上場される
中国のA株を対象としたETF がニューヨーク証券取引所に上場されました。中国株投資に興味を持っている人なら、ぜひチェックしたい商品でしょう。
ただ、日本の証券会社はまだ扱っていないようです。ですから、SBI証券や楽天証券が扱うのを待つことになりそうです。
■ ■ 中国への新たな投資手段―A株に投資するETFが米市場に上場(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
2013年11月18日
2013年11月18日:大和証券がNISA 専用投資信託を発表
大和証券がNISA 専用の投資信託を発表したそうです。16本も。
内訳はバランス型が7本で、インデックス型が9本と言うことです。いずれも販売手数料は無料にするようですね。
ところで、こんなふうにNISA 専用の投資信託を作るメリットって、一体何なのでしょうか。有利な条件で顧客を集めて、口座数を増やしたいのかなあ。特別扱いする理由がよくわかりません。
良い投資信託なら、普通の口座でも売って欲しいですよね。ちょっと意地悪に感じます。
ドル・コスト平均法の信奉者って未だにいるんだね
読売新聞のネット版に、NISA 口座で投資信託を使って投資をするコツに関する記事が掲載されていました。その中に、やっぱりドル・コスト平均法の記述がありました。
投資である以上、元本割れリスクは避けられないが、それを下げる手段はある。投資先の分散に加え、投資の時期も分散させるのだ。代表的な手法が、毎月一定額で同じ投信を購入していく「積み立て投資」だ。
投資研究家の星野泰平さんは「投資信託の価格は日々変動する。値が安い時には多くの口数が買えるので、値上がりした際、利益が出やすくなる」と話す。
未だにこんなこと主張する人がいるんですね。正直、ちょっと驚きです。ドル・コスト平均法なんて使っても、投資商品自体のリスクは下がらないんですけどね。
積み立てにすれば結果的に投資期間が短くなるので、その意味ではリスクが小さくなると言えるのかなあ。でも、投資期間を短くすると言うのはリターンを犠牲にする行為です。あまり意味があるとは思えないのですが。
読売新聞の記者も、どこまで分かって書いているのでしょうか。おかしい事が分かった上で文字数を稼ごうと思ったのか、おかしいとは思わなかったのか。気になるところです。
2013年11月5日
国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」の純資産総額の減少がとまりません。超人気投資信託の今後はどうなってしまうのでしょうか。ここからさらに酷くなるのでしょうか。
■ 投信の手数料をワールドリートオープンの運用報告書でチェック
投資信託は意外と手数料がかかります。その事実を実際の運用報告書を使ってチェックしてみましょう。金融機関の取り分が如何に多いかがよくわかると思います。
■ 意外な事実!投資信託では海外債券よりも国内債券が有利らしい
海外債券は国内債券に比べて有利だと思っている人がいるようです。しかし、実際は全く逆なのかも知れません。その事実を確認すべく、ちょっと調べてみました。ちょっと面白い結果がでましたよ。
最近は海外債券の投資信託の人気が高いようです。しかし、期待されるリターンは、実はそれほど大きくありません。格付けの高い債権に限定して比較した場合、手数料の高さを考慮したら、国内債券にかなわない可能性も大きいのです。
■ 国内債券の投資信託は年2%程度の期待リターンと考えるのが自然
国内債券の投資信託はどの程度儲かるものなのでしょうか?GPIF の資料を信頼して考えると、2%台の中盤くらいと考えるのが自然なように思えます。さすがに、定期預金などと比べると、大きく増えそうですね。もちろんリスクはありますけど。
投資信託は確かに儲かります。でも、それは投資家の話ではありません。銀行が一生懸命投資信託を売っているのを見れば、誰が儲かるかは一目瞭然ですよね。
オリンピックとワールドカップを控えているブラジルです。そこの株式に投資したいという人も、当然少なくないでしょう。そこで、ブラジル株の投資信託について調べてみました。そうしたら、意外な事実が発覚しました。
日本国内の投資信託のうち一番多いのは、海外債券に投資する投資信託のようです。でも、なんで海外債券が一番人気なのでしょうか?率直に言って全く有利だとは思えないのですけど。不思議です。
■ なぜ?投資信託の4割が未だに毎月分配型ら(楽天証券のデータより)
楽天証券で取り扱う投資信託の約4割が、毎月分配をしているようです。楽天証券が取り扱う投資信託の本数はかなり多いので、日本の投資信託全体で見ても近い比率になりそうです。でも、なぜこんなに比率が高いのでしょうか。毎月分配なんて、良いことは一つも無いと思うのですけど。本当に不思議です。
■ 運用する純資産が小さすぎ!多くの投資信託は赤字の可能性が高い
論理的に考えてみると、投資信託会社にとって、多くの投資信託は赤字を垂れ流す存在のようです。その理由は簡単で、規模が小さすぎてかかるコストに対しての売り上げが小さすぎるのです。つまり、多くの投資信託は、規模が大きい投信の利益で生かされている状態なのです。
ちょっと調べてみた感じだと、標準的な投資信託の純資産は30億円程度なのだそうです。はっきり言って、この規模では小さすぎるでしょう。まず間違いなく赤字だと思います。
■ 投資信託に愛称は必要なのか?「ゼウス」とか「杏の実」とか
投資信託には愛称がついていることがあります。あの愛称って、誰がつけているのでしょうか?率直に言って、わけが分からないセンスの愛称が多いんですよね。はっきり言って、ダサいですし。やっぱり、売り上げが違うのかなあ。
投資信託を始めて買うときに、銀行や証券会社の窓口に出向いていって、相談をする人がいるようです。こういう行動は一見慎重で賢いもののように思えますが、実際はどうなのでしょうか?個人的には、不利な買い物をすることになるのではないかと、若干懸念を持っています。
投資信託で大きく儲けた時に、売却して利益を確定したくなる人は多いです。これは正しい行動なのでしょうか?長期投資をしようと思っているのなら、一部売却するというのが正しい判断でしょう。
■ 今後10年は使わない300万円から500万円を投資信託でどう運用する?
質問サイトで一番良く見かける投資関連の質問は、タイトルにあるようなものでしょう。でも、この質問って、まともに投資を勉強すればするほど答えに困るんですよね。最低限、このお金をどのくらい増やしたいのかというイメージを持つと良い答えを得やすくなります。
USハイ・イールド・ファンドという投資信託が売れているようです。でも、何故この投資信託がここまで人気なのか、私自身はさっぱりわかりません。
人気の投資信託だから買うなんて選択をしていると、痛い目を見るかもしれませんね。売れている投資信託は、証券会社が売りたい投資信託というだけの話かもしれませんし。
■ 中国でREIT が商品化か?| 今の時期に不動産投資信託って…
中国でREIT の商品化が検討されているそうです。でも、不動産バブル崩壊かといわれている今の時期にREIT を作る理由は何なのでしょうかねえ。率直に言って、よくわかりません。
購入のしやすさを考えると、投資信託の初心者は銀行で投資信託を買うことが多いように思います。しかし、それが良い選択かと言われると、若干疑問に思う部分もあります。手数料がね。
投資の初心者は、どんな基準で投資信託をえらべばいいのでしょうかちょっと考えてみましょう。
投資信託は長期投資に向いた金融商品と言われています。でも、個人投資家は本当に長期投資を考えて投資信託を買っているのでしょうか。実際に売れている投資信託を見ると、本当に長期投資を考えているのかどうか分からない部分がありそうです。
株式投資の入門書などを読んでいると、損切りラインを決めることの重要性が説かれています。購入価格から一定の割合株価が下がったら、何も考えずに売ってしまえとアドバイスされています。
投資信託の場合は、この損切りラインについてどう考えれば良いのでしょうか。株式投資で勧められているような損切りは、意味のある行為なのでしょうか。
■ 新光日本株成長戦略ファンド| 流行りものを投信にするのは常套手段
新光投信が日本株成長戦略ファンドという投資信託を売り出しました。安倍政権の誕生以降、日本経済は好調です。それを受けてあわてて作った投信という感じですね。でも、流行者に手を出している時点で、既に乗り遅れている感じもしますよね。まあ、初心者に買わせるための投信なのでしょうね。
投資信託を探す人の中には、「大きく儲かる投信」という視点で探す人も多いでしょう。実は、大きく儲かる可能性がある投資信託は、意外と簡単に見つかります。ただ、残念なことに、そういう投資信託は大損するリスクも抱えています。世の中そんなに簡単ではないわけです。
■ リスクコントロール型ファンドのスマート・ファイブって何だ?
ゆうちょ銀行がNISA 向けの商品として、取り扱う投資信託を増やしたようです。その最大の目玉が、リスクコントロール型ファンドと呼ばれる投資信託です。
ただ、ゆうちょ銀行の説明を読んでも、投資信託会社の説明を呼んでも、いま一つメリットが見えてきませんでした。結局のところ、何でこんな投信を導入しようと思ったのでしょうか?
■ 30代からはじめる投資信託選びでいちばん知りたいこと| こういう本は時間がたってから読むと面白いですよ
「30代からはじめる投資信託選びでいちばん知りたいこと」という本を手にとってみました。2年くらい前に書かれた本ですね。日本には投資するなとか、新興国に投資しろといった、積極的な提案がなされている本でした。
でも内容的には、かなり微妙でしたね。投資の基本を分かっていないのか、分かっているけど都合が悪い部分を無視したのかは分かりませんけど。専門家っぽい肩書きの人が書いているから、よけいたちが悪い気がします。
参院選を前にして、毎日新聞がアベノミクスの批判記事を書いています。金利上昇が大変不安なようです。毎日新聞の中では。
でも、どうも何とかあげ足を取ろうと思っているとしか感じられない記事でした。批判するための材料を探して、やっとかき集めた記事という感じなのです。都合の悪い部分は、意図的に無視している感じもしますし。そもそもこのタイミングに、金利上昇一本で攻めるのは無理があるだろうと思います。
■ ラップ口座って人気があるんだね| バランス型の投信でも買った方がよっぽど良いと思うんですけどね
最近、ラップ口座という金融商品の利用者が増えているようです。ラップ口座というのは、簡単に言うと、金融機関に運用を任せてしまう商品ですね。もともとは富裕層向けの商品でしたが、数百万円程度で利用できるようになって来ました。
ただ、個人的には、このラップ口座はあまりおすすめできません。ちょっと手数料が高いんですよね。これだったら、バランス型の投信でも買った方が良さそうに感じるのです。
■ 新聞用語の基礎知識?| 確かにこういう表現は多いと思いました
新聞記事では新聞社の主張を意見を一般論のように表現して伝えられることがあります。そんな言い換えの手法をまとめたものが2ちゃんねるにコメントされていました。意外とよくできているのでご紹介します。
■ こんな記事ばかり書いているからマスコミが信頼を失うんだよね| 今サラリーマンにアベノミクスの恩恵が無くても当たり前だつーの
最近、マスコミに対する信頼度が落ちてきているようです。でも、その現象って自業自得なような気がしてなりません。アベノミクスが嫌いだからと言って、経済の悪いニュースはすべてアベノミクスが原因であるかのような報道姿勢では、信頼されないのも当然だと思うのです。このままだと、更に不信感が増すだけのような気がします。
東海地方限定のETFというのがあるのだそうです。地域密着的な書き方をすると、なんだかいいもののような印象を与えます。でも、投資の世界ではまったく逆なはずですよね。リスクは分散すべきものですから。例えば、この地域に大地震でも起きたら、どうするつもりなのでしょうか。
日本国債に投資する投資信託があるようです。でも、わざわざ投資信託で日本国債を買う意味って何なのでしょうか?10年物の個人向け国債でも買っておいたほうがよっぱど良いのではないかと思います。だって、投資信託の手数料って、馬鹿にならないですからね。
■ 初心者にもおすすめの投信解説本らしい| 投資信託にだまされるな!
こんな本が発売されたそうです。別にお勧めではありませんけど。
海外債券の投資信託が良く売れているようです。でも率直に言って、海外の債券なんて良いところはほとんどありません。ポートフォリオに入れるなとは言いませんが、優先順位は下げるべきものなのです。その理由は簡単で、リスクの大きさの割りにリターンが小さいのです。
株式投資でよく使われる数字に、自己資本比率というものがあります。これは、会社が借金をしすぎていないかどうかをチェックする時に用いられる数字です。この数字が低い会社は、投資先としてちょっと危険かもしれません。
債券というと、一定期間ごとに利息が払われる利付債が代表的です。しかし、実際には、利息が払われない割引債というものも存在します。利息が払われないとしたら、どんな点が投資家のメリットになるのでしょうか?
投資信託を買う時に、今後の経済動向を予想した上で購入の検討をしようとする人も多いでしょう。これから経済が回復するから、株式に投資する投資信託を買うといった具合です。しかしこういう作業は素人には難しいことです。なぜなら、株は先行指標ですから、経済が回復すると素人が予想していた時には既に値上がりしていたりするからです。不確実な将来の基準価額の動きなんて、最初から予想できないとあきらめるのも一つの選択だと思いますよ。