種類が多すぎてわけが分からん!投資信託を分類してみよう

一口に投資信託と言っても、世の中には色々な種類の投資信託があります。はっきり言って、種類が多すぎてわけが分かりません。こんな状態では、投資信託を選ぶ時に困ってしまいますよね。

そこで、具体的にどんな種類の投資信託があるのかを、投資信託協会の「商品分類」で分類してみましょう。

率直に言って、投資信託協会の分類がベストだとは思いません。それでも大雑把に把握するには、とりあえずこの分類で良いでしょう。

買いたいときにいつでも買えるのか?

投資信託と言うのは、買いたいときに買えるものだと思っている人が多いでしょう。基本的にはその認識で正しいです。

しかし例外的な投資信託も存在するのです。単位型と言って、投資信託を立ち上げる時のみに募集される投資信託も存在します。

単位型の投資信託を買うには、募集のタイミングに買うしかありません。ですから、このタイミングを逃すと、その投資信託を購入できないわけです。

ちなみに、買いたいときにいつでも買える投資信託を追加型といいます。

どの地域に投資する投資信託なのか?

どこに投資する投資信託かと言うのは、投資信託を選ぶ時に非常に大切です。

投資信託協会の分類だと非常にあっさりと分類されています。国内、海外、内外の3つのカテゴリーだけです。

国内と国外は文字通りです。国内に投資するか国外に投資するかという話ですね。内外はそのどちらにも投資する投資信託を言います。

率直に言って、この3分類では分類として不十分でしょう。ネット証券などで投資信託を紹介する場合は、さらに細分化した違う方法で紹介しています。

何に投資する投資信託なのか?

もちろん、投資対象による分類もあります。投資信託協会の場合は、5つに分類しています。具体的には、「株式」「債券」「不動産投信(リート)」「その他資産」「資産複合」の5つですね。

「株式」と「債券」は、言葉の通りですね。それぞれ、株式を中心に運用する投資信託と、債券を中心に運用する投資信託ということです。

「不動産投信(リート)」も同じく言葉の通りです。REIT に投資する投資信託がここに分類されます。REIT というのは、上場型の不動産投資信託のことですね。

「その他資産」というのは、様々なものが当てはまります。例えば、ゴールドや穀物などに投資します。上の3つ以外という理解で良いでしょう。

最後の「資産複合」というのは、色々な資産への投資を組み合わせたタイプです。例えば、株式と債券とREIT の全てに投資する投資信託があれば、「資産複合」に分類されるわけです。

ちょっと変わった投資信託(独立区分)

投資信託協会の分類では、独立区分というのがあります。普通の投資信託と違うちょっと変わった投資信託がここに分類されます。具体的には、「MMF」「MRF」「ETF」の3つです。

「MMF」はマネー・マネージメント・ファンドの略語です。そして、「MRF」はマネー・リザーブ・ファンドの略語です。この2つは短期の債券などに投資する投資信託です。元本割れしないように運用されるという特徴があります。

「ETF」は上場型の投資信託と呼ばれるものを指します。投資信託が上場されるというのはイメージが湧きにくいでしょう。要するに、株式のように売買できる投資信託のことです。

ちょっと変わった投資信託2(補足)

投資信託協会の分類には、「補足」がつくことがあります。

一つは「インデックス型」という補足がつくことがあります。「インデックス型」というのは、要するに、何かの指数に連動して動く投資信託と言う意味です。日経平均株価指数やNASDAQ のような指数を定め、それと同じような値動きをするように、機械的に運用されます。

もうひとつは、「特殊型」いう補足がつくことがあります。「特殊型」というのは、「投資者に対して注意を喚起することが必要と思われる特殊な仕組みあるいは運用手法を用いるタイプ」の投資信託であることを示します。

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