お金を増やすことを考えたときに、誰もが思いつ商品の一つが投資信託でしょう。
でも、投資信託って、儲かるのでしょうか?
結論から言うと、投資信託はすごく儲かります。
これは間違いありません。
ただ、儲けるのが誰かが問題です。
残念なことに、それは投資信託を買う私たちではありません。
もちろん、私たちだって儲かることもあります。
でも、もっと確実に利益を上げる人たちがいます。
それは、投資信託を売る側の人たちです。
その証拠に、銀行は投資信託の販売に大変熱心です。
例えば、定期が満期になると、投資信託をすすめられるそうです。
頼んでもいないのに、かなり詳しく説明されることもあるようです。
また、あの郵貯ですら投資信託を販売しています。
これだけ熱心なのは、儲かるからだと考えるのが自然でしょう。
どのくらい儲かるの?
投資信託は金融機関にとってどの程度儲かる商品なのでしょうか?
簡単に実例を挙げて計算してみましょう。
MSNマネーというサイトでは、「純資産額ランキング」というのが紹介されています。
これは何かというと、投資信託の規模が大きいランキングです。
このランキングの上位の投信は、多くの人が買っている投信であると言っていいでしょう。
大雑把な表現ですけど、間違ってはいないはずです。
今回はこのランキング1位の投資信託を例に、金融機関がどの程度儲けるのか計算してみましょう。
1位の投資信託は?
これを書いている時点で、純資産額が1位なのは「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)【1131197C】」という投信です。
名前からわかるように、ソブリン債を扱う投資信託のようです。
ソブリン債というのは各国の政府や政府機関が発行している債券のことを言います。
毎月決算方とあるので、今流行の毎月分配ができる投資信託のようです。
この投資信託を100万円買って、10年間保有するという過程で計算してみたいと思います。
計算を単純化するために、投資期間を通じて投資信託の基準価額の増減はなかったものとします。
結果的に、投資信託の価値は増えも減りもしなかったと仮定するのです。
10年持つと約15万円の手数料
それでは、具体的な手数料を計算してみましょう。
まず、この投資信託には販売手数料という手数料があります。
これは名前からわかるように、販売するときに掛かる手数料です。
手数料の性格上、購入時に1回だけ取られます。
この投信の場合は、1.575%の手数料がかかります。
つまり、この投資信託を100万円分買おうと思うと、1万5750円の手数料が掛かるのです。
次に購入後の保有期間も、毎日手数料が掛かります。
これを信託報酬といいます。
この投資信託の場合は、年率に直すと1.32%の手数料がかかります。
つまり、100万円に対して1万3200円の手数料を毎年取られるわけです。
ちなみに、この手数料は、運用資金の中から引かれるお金です。
ですから、追加の支払はありません。
10年間この投資信託を保有するという仮定をしましたから、10年で13万2000円の手数料が掛かることになります。
ということで、この投資信託を10年間保有したとすると、最初に1万5750円かかります。
その後の10年でさらに13万2000円が引かれるわけです。
この2つの手数料を合わせると、、総額で14万7750円の手数料がかかります。
100万円の投資信託に対して、約15万円も手数料を引かれるわけです。
これで投資がうまく行くと思うほうがおかしいと思いませんか?
金融機関が儲からない投資信託を買おう
金融機関は知識がない人に対して、手数料が高い投資信託を売ろうとする傾向があるようです。
そもそも、日本で売られる投資信託は、手数料が高すぎるという批判もあります。
金融機関が投資信託の購入者の無知に漬け込んでいるように思えてなりません。
そんなふうに感じるのは私だけでしょうか?
少なくとも、株式投資に関しては、馬鹿みたいに高い手数料は取っていません。
株式投資をする人は知識があるから、高い手数料はつけられないのでしょう。
金融機関の対応は、投信の購入者と株式の購入者でぜんぜん違うのです。
その一方で、投資信託が便利な商品であるのは間違いありません。
できることなら、上手に利用したいものです。
そうなると、私たちにできるのは一つだけです。
手数料が安い、金融機関が儲からない投資信託を買うのです。
もちろん、銀行や証券会社の窓口でそんなことを言えば、嫌な顔をされるのは目に見えています。
彼らは無理に自分たちのおすすめ投信をすすめてくるかもしれません。
売る側もノルマがありますから、仕方が無い面もあります。
でも、負けないでください。
売る側が売りたくない商品を買うのが、私たちのメリットになるのです。
窓口の営業スタッフがすすめたものを断って、手数料が安い投資信託を買うのがつらければ、ネット証券という手もあります。
金融機関を儲けさせるために投資信託を買うのはやめましょう。
ちなみに、ネット証券を使うなら、SBI証券がおすすめです。
タグ: ノルマ, 信託報酬, 手数料, 販売手数料, 銀行, 高コスト
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