長期投資の基本は分散です。
日本の株式だけでなく、外国株や債券にも投資するのがいいとされています。
分散投資を考えるときに、候補の一つになるのが金への投資でしょう。
金は証券市場ができる以前から投資の対象でした。
非常に歴史がある投資といえます。
これを読んでいる人の中にも、ぜひ投資してみたいと考える人もいることでしょう。
でも、金への投資って私たち一般の人間には難しそうですよね。
まず、地金を買うにしても、どこで買っていいかすらよくわかりません。
少なくとも、証券会社とか銀行では売っていないですよね。
それに、いくらか投資できるかも良くわかりません。
数万円単位じゃ投資できないイメージです。
現物の地金を持っていると、保管場所の問題も考えないといけません。
盗難防止のために金庫を買ったら、それもまたコストになります。
預かってくれるサービスなどもありそうですが、それもある程度はコストは掛かりそうです。
こんなふうにあれこれと考えているうちに、やっぱり無理だとあきらめてしまう人がほとんどでしょう。
Contents
投資信託を使えば1万円ちょっとから投資ができる
何となく難しいイメージがある金の投資ですが、投資信託を使うことでずいぶん簡単になります。
今回はETFというタイプの投資信託を使った方法をご紹介しましょう。
具体的に言うと、金を直接買う代わりに「SPDRゴールド・シェア」というETFを購入してください。
そうする事で、金の価格と比例して価格変動する投資信託に投資できます。
つまり、現物の地金を持たずして、金を直接買うのと同じ投資ができるのです。
ETFを使うメリット
この方法を取るメリットは、次のような点でしょう。
●1万円ちょっとから投資ができる
●保管場所の心配が要らない
●買いたいときにいつでも買え、売りたいときにいつでも売れる
●売買の手数料が安い
はっきり言って、地金を買うよりもはるかに安いコストで投資できます。
ちょっと調べてみたのですが、投資額が小さい場合は、地金その物を買うのはかなり割高になるのです。
ですから、金に投資してみたい人は、ぜひチェックしてみてください。
ちなみに、ETFを買うのなら、クリック証券がおすすめです。
何と言っても手数料が安いので。
ETF以外の投資も考えるのなら、SBI証券がいいでしょうね。
品揃えが豊富ですから。
補足:どうすればETFを買えるのか
ETFの購入は通常の投資信託とは少し手順が違います。
基本的には、株式の購入手順と同じだと思ってください。
具体的には、以下のような手順で購入します。
1.証券会社に口座を開く
2.証券会社の口座に入金をする
3.買い注文を出す
株式投資になじみが無い人がちょっと迷うのは、「成行き注文」と「指値注文」ができるという点でしょうか。
「成行き注文」というのは、現在市場で取引されている価格で購入することです。
これは直感的でわかりやすいですね。
一方の「指値注文」というのは、希望する金額まで下がったら購入するという注文です。
例えば、現在12,100円で取引されているETFを、11,600円まで下がったら買いたいと思ったとしましょう。
このとき、11,600円で指値注文します。
そうすると、11,600円まで価格が下がれば購入できますが、そこまで下がらなければ購入できません。
ETFの場合は、こういうことができるのです。
もっとも、その価格まで取引価格が下がらない場合は、購入できないのですけど。
それ以外の点では、特別難しい点はありません。
もちろん、株を買ったことが無い人は不安に感じるかもしれません。
しかし、一回やってみれば「何だこんなものか」と感じることでしょう。
なじみが無いものを買うときは、大体そんなものですよね。
補足:ETFは低コスト
ETFのもう一つの特徴は低コストだということです。
細かい点は省略しますが、通常の投資信託を買うのよりもコストが掛かりません。
普通に金の地金を買うのに比べたら、さらに低コストでしょう。
金の地金を売る人たちは、売買の価格差をつけて儲けています。
例えば、三菱マテリアルで20gの売買を行う場合、これを書いている時点での売買価格の差が4,830円もあります。
(小売価格:87,245円、買取価格:82,415)
はっきり言って、この手数料はかなりの負担です。
これだけの手数料を取られると、投資するメリットはかなり小さくなってしまいます。
もっと大口になれば、手数料の割合を減らせるんですけどね。
これと比較すると、ネット証券を使ってETFを買えば、手数料が安くなるのは明らかです。
そういう観点からも、ETFでの金投資は合理的な方法といえそうです。
ちなみに、大手の証券会社を使った場合は、この限りではありません。
金の地金を買うよりは手数料は安そうですが、それでもかなりの手数料を取られます。
例えば、野村證券の場合、20万円以下の取引だと2,730円の売買手数料がかります。
これを書いている時点の手数料ですから、将来はわかりませんけど。
売買となると、売りと買いで2回分の手数料ですから、さらにコスト高です。
これだと現物を買ったほうが安くなってしまいます。
コストを考えると、やっぱりネット証券を選ぶことになりそうですね。
補足:買いたいときにいつでも買え、売りたいときにいつでも売れる
ETFは基本的に株式と同じように投資できます。
ですから、市場が開いている平日の昼間だったら、いつでも取引が可能です。
この手軽さは、大きなメリットと言っていいでしょう。
投資信託での資産運用を考えるなら、その前にiDeCoの検討を
投資信託での運用を考えているあなた。その前にiDeCo は活用していますか?
iDeCo なら、投資信託を使った資産運用ができる上に、有利な節税の仕組みもあります。条件が整えば、年間数十万円単位の節税になる人もいます。この有利な仕組みを使わない手はないでしょう。
ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?
投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。
投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。
ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。
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タグ: ETF, SBI証券, クリック証券, ゴールド, 純金, 金
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