初心者の投資信託、具体的に購入するのはこれ

初心者でもできる投資信託を選び方」で紹介したように、インデックスファンドを使って運用することで初心者でもプロのような運用ができます。

具体的に言うと次のようなルールを守ればいいわけです。

●日本の株式、日本の債券、外国の株式、外国の債券に分散する
●日本株式、外国株式、外国債券の比率は1:1:1とする
●リスクを下げたければ日本の債券の割合を増やす
●インデックスファンド中心で運用する

ただ、インデックスファンドと言っても色々なファンドがあります。
具体的にどのファンドを購入したらいいのでしょうか?

eMAXIS で良いんじゃないかなあ

実は、その答えも既に用意しています。

手数料で選ぶと、eMAXISというシリーズが一番安そうです。
インデックスファンドを選ぶときに一番大切なのは手数料ですから、単純にこのシリーズを選んでしまえばいいと思います。

まず、日本株式ですが、eMAXIS TOPIXインデックスを選びます。
そして、外国債券ですが、eMAXIS 先進国債券インデックスがいいでしょう。

ちょっと悩むのが外国株です。
個人的にはeMAXIS 先進国株式インデックスを選べばいいのではないかと思います。

ただ、ちょっとリスクをとって新興国の株式にも投資したいというのであれば、eMAXIS 新興国株式インデックスもあわせて買ってもいいと思います。
つまり、eMAXIS 先進国株式インデックスに加え、eMAXIS 新興国株式インデックスも購入するわけです。

この場合の先進国と新興国の比率は7:3位がいいようです。

ちなみに、日本株式、外国株式、外国債券の1:1:1という比率自体は変えないでください。

あるいは、新興国と先進国を合わせた外国株を、一本の投資信託でまとめたければ、eMAXIS 全世界株式インデックスというのもあります。

手数料的にはどのパターンも変わらないようなので、好みで選んでいいのではないかと思います。
まあ、悩ましいといえば悩ましいところです。

あとは日本債券ですが、これもeMAXIS で統一するのなら、eMAXIS 国内債券インデックスを選べばいいでしょう。
ただ、日本債券の場合は、個人向け国債などを買ってしまってもいいかもしれません。

ちなみに、eMAXIS という投信は、主要ネット証券などで買えるようです。
店舗型の証券会社や銀行ではほとんど扱っていないようですね。

個人的にはSBI証券をおすすめしています。
まだネット証券に口座を持っていない方はご利用ください。

例えば、こんな感じ

以上を踏まえて、購入すると、どんな感じになるのでしょうか?
1,000万円を運用するという仮定のもとで、紹介してみたいと思います。

まず、あまりリスクをとりたくない場合を考えて見ましょう。
このときは、日本債券の割合を大きくします。

具体的には、7割くらいにしてみましょう。

日本株式、外国株式、外国債券を1:1:1という比率にするというルールを守ると、次のようになります。

eMAXIS 国内債券インデックス:700万円
eMAXIS TOPIXインデックス:100万円
eMAXIS 先進国債券インデックス:100万円
eMAXIS 先進国株式インデックス:100万円

次に、リスクをとって大きく増やしたい場合についてです。

この場合は、日本債券の比率を小さくします。
ゼロにしてしまっても良いかもしれません。

今回は100万円にしておきましょう。

さらに、大きなリターンを目指すので、新興国の株式も入れましょう。
そうすると、次のようになります。

eMAXIS 国内債券インデックス:100万円
eMAXIS TOPIXインデックス:300万円
eMAXIS 先進国債券インデックス:300万円
eMAXIS 先進国株式インデックス:210万円
eMAXIS 新興国株式インデックス:90万円

あとは、自分の投資額と、リスクの許容度を考えて、上手に調節してください。
基本的な考え方は、あくまで次の4つです。

●日本の株式、日本の債券、外国の株式、外国の債券に分散する
●日本株式、外国株式、外国債券の比率は1:1:1とする
●リスクを下げたければ日本の債券の割合を増やす
●インデックスファンド中心で運用する

あとは、このルールにeMAXIS の投信を当てはめるだけです。
そうすれば、プロに近い運用が可能です。


初心者のための投資信託の選び方

投資信託での資産運用を考えるなら、その前にiDeCoの検討を

投資信託での運用を考えているあなた。その前にiDeCo は活用していますか?

iDeCo なら、投資信託を使った資産運用ができる上に、有利な節税の仕組みもあります。条件が整えば、年間数十万円単位の節税になる人もいます。この有利な仕組みを使わない手はないでしょう。

ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?

投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。

投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。

ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


タグ: , , , ,

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。