外国債券を扱った投信が売れていますが…

投資信託の人気を表すランキングの一つに、純資産残高ランキングというのがあります。

純資産というのは、それぞれの投資信託の全資産から負債を引いたものです。
簡単に言うと、今この投信を現金化したら、これだけの額になるという数字をあらわしています。

投資信託の規模をあらわしていると言っていいでしょう。

このランキングを見ると、今、人々によって保持されている投資信託がわかります。
そして、これを書いている時点では、債券を中心に運用す売る投資信託が圧倒的な人気を誇っているようです。

上位は債券中心に投資するファンドばかり

上位5ファンドをみると、すべて外国債券を中心に投資する投信です。
人気の高さが伺えます。

順位ファンド名称純資産
(百万円)
モーニングスター
カテゴリー
グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)2,310,767国際債券型(F)
短期豪ドル債オープン(毎月分配型)1,069,424国際債券型(F)
野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)毎月1,002,005国際債券型(F)
ハイグレード・オセアニア・ボンド(毎月分配) 『愛称 : 杏の実』905,431国際債券型(F)
ブラジル・ボンド・オープン(毎月決算型) 708,223国際債券型(F)

http://www.morningstar.co.jp/webasp/yahoo/Ranking.aspx?TYPE=SHISAN

債券は安全というイメージと、外国は高金利というイメージがあるので、投資の初心者には良く売れるのでしょう。

外国債券中心で良いのでしょうか?

でも、外国債券中心の投資信託に投資するという行為は、合理的なのでしょうか?

結論から言うと、外国債券なんてそんなにいいものではありません。
はっきり言って、リスクの割りにリターンの少ない、どちらかというとダメな商品です。

もってはいけないとは言いませんが、上位を独占するという現状は、かなり異常な状況だと言っていいでしょう。

外国債券はどこがダメ?

なぜ外国債券は、それほどおすすめできないのでしょうか?
この理由は簡単です。

外国債券は儲からない可能性が高いからです。

こう書くと、反発を覚える人もいるでしょう。

外国では日本よりも金利が高いことが多いです。
ですから、債券の利回りも高く、当然儲かると思っている人が多いと思います。

現在の外国債券人気も、そこから来ているのでしょう。

でも、実は、それは表面的な見方でしかありません。
運用のプロは、外国債券のリターンがそれほど大きいとは考えていません。

せいぜい、日本の債券よりはちょっと良い程度にしか思っていないのです。

例えば、公認会計士起業年金基金」というところでは、国内債券の期待収益率を0.8%と考えているのに対し、外国債券の収益率を1.0%と考えています。
リターンにそれほど大きな差がないと考えているのが良く分かります。

http://www.cpa-kikin.or.jp/finance_fund/asset_management_result21.html

リターンにそれほど差が無ければ、為替リスクの大きい外国債券を積極的に買う理由は無いでしょう。
ですから、今の日本の投資信託の販売状況は異様に思えるのです。

表面上の利回りが高いのに、なぜリターンが良くないの?

外国債券の利回りが高いのに、リターンが日本の債券と同じということに釈然としない人も多いでしょう。
利回りが高ければ、当然リターンがいいと考えられそうです。

投資のプロが、外国債券のリターンを低く評価する理由は、為替の影響を考慮するからです。
為替というのは、一般的に、金利差があるとそれを打ち消す方向に動きます。

ですから、表面上の利回りの差が大きくても、同一通貨で見る限り、特別に有利ではないと考えるのです。
利回りの差を為替が打ち消してしまうのです。

もちろん、為替の動きは金利差だけで決まるものではありません。
金利差を広げる方向に動いて、大きく儲けられる可能性もあります。

それでも、長期的に見ると、金利差を縮める方向に動くと考えてよさそうです。
ですから、為替リスクを考えると、外国債券に積極的に投資するのは、合理的ではないのです。

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