おすすめの投資信託│ 2013年に買うべきなのはこの一本

2013年の投資信託

ちょっともったいぶったタイトルをつけてみました。でも実は、何のことはありません。投資信託に関しては、手数料の安いインデックスファンドを買いましょう。このページを通して言いたいのは、これだけです。

ちなみに、インデックスファンドが何なのかわからない人も多いと思うので、簡単に説明しておきましょう。

インデックスファンド:

日経平均株価指数やトピックスなどの指数(指数を英語でインデックスといいます)に連動するファンドのことをインデックスファンドといいます。連動するというのは、例えば、日経平均が3%あがったら、投資信託の価値も3%上がるというように、同じ比率で動くことをさしています。

ちなみに、インデックスファンドにはさまざまな種類があります。他国の株式指数に連動するものもあれば、債権やREIT などの指数に連動するものもあるのです。

以前は、日本の株式に連動するもの意外は、日本では買いにくかったのですけどね。

さて、手数料が安いインデックスファンドというと、eMAXIS シリーズがおすすめです。このシリーズは、日本株だけでなく、外国株や外国債券、REIT などのインデックスファンドも取り揃えています。つまり、これらの投資信託を組み合わせることで、地域的にも商品的にも分散した投資ができるのです。

eMAXIS ですが、SBI証券などで購入することができます。ちなみにSBI証券は投資信託の積立機能も充実しているので、投信を買うには良い選択肢だと思いますよ。

SBI証券はネット証券会社の最王手で、顧客満足度が高いことでも知られています。オリコンのネット証券に関する満足度調査があるのですが、その2013年版でもトップに立っています。

投資信託の積立の機能が充実している点もお勧めできます。

インデックスファンドが良い理由

さて、インデックスファンドをお勧めする理由は何でしょう。何の説明も無くインデックスファンドが良いといわれても、納得できませんよね。

実は、インデックスファンドをおすすめする理由は、とてもシンプルなものです。過去の運用成績を比較すると、インデックスファンド以外の投資信託よりも成績がいいのです。

これは、投資信託のタイプごとの平均で考えるとということですね。一本一本の投資信託を見ると、インデックスファンドよりも良い成績を残している投信も存在します。

インデックスファンドよりも優れた投資信託があるのなら、それを買えば良いと思う人もいらっしゃるでしょう。でも、それはとても難しいことです。というのも、前年の成績が良かったからといって、今後の成績も継続して良いわけではないのです。これも過去の調査からわかっています。

つまり、良い投資信託を見極めるのは、かなり難しいことなのです。そういうことができると主張する人もいるようですが、私にはとてもそうは思えません。もちろん完全に否定する気も無いので、かなり難しいというような言い方になるわけです。

ということで、確率的に考えて平均よりも有利であるインデックスファンドを選ぶのが、合理的な決断と言えるわけです。

もちろん、インデックスファンド以外の投資信託を選ぶなとは言いませんけどね。運用の中心はインデックスファンドにしておいたほうがいいでしょう。

手数料の安いインデックスファンドが良い理由

さて、インデックスファンドを選ぶときに、絶対に気をつけたいことがあります。それは、手数料が高すぎないかという点です。

インデックスファンドは、株式指数などに連動するように機械的に運用されます。ただ、指数と完璧に同じ動きをさせることはできません。特に手数料が高いと、連動の精度が落ちてしまうのです。もっと単純に言うと、手数料の分だけ、市場平均よりもパフォーマンスが悪くなるわけです。

ですから、インデックスファンドでは、徹底的に手数料にこだわるようにしてください。

ちなみに、投資信託の手数料には、おもに2つの種類があります。一つは販売手数料で、もう一つが信託報酬です。

販売手数料というのは、投資信託を販売する金融機関に支払われる手数料です。仮に銀行で買ったら、銀行に支払うという具合ですね。

ただインデックスファンドに関しては、一般に、販売手数料を取らないことが多いようです。

もう一つの信託報酬ですが、投資信託の運用に対する報酬だと思ってください。これは毎日少しずつ、運用している資産から引かれていきます。ですから、追加で支払う必要はありません。

ただ、追加で支払う必要がないというのが曲者かもしれません。手数料を取られているという意識が薄いので、信託報酬が高くても気にしない人が意外と多いのです。しかし、上に書いたように、この手数料の差が将来的には大きな違いになります。

ちなみに、信託報酬の額のイメージとしては、運用している資産の1から3パーセント分くらい(おそらく2%くらいが平均だと思います)を1年でとられることが多いです。ですから、100万円運用していたら、1万円から3万円程度を手数料として1年間に払うことになります。

ただ、インデックスファンドの場合、どんなに高くても信託報酬が年1%を上回らないようにしましょう。インデックスファンド以外の投資信託と同じ基準で考えてはいけないのです。何せ、手数料にこだわってパフォーマンスを良くするのが大事なポイントですから。

個人的には、信託報酬が年1%でも高すぎる気がしないではありません。まあ、一つのめどとしてはわかりやすいと思います。もちろん、安ければ安いほどいいです。

金融機関の窓口で買う場合は気をつけよう

最後に投資信託をどこで買うかについても簡単に触れておきましょう。

個人的には投資信託の購入は、ネット証券の利用をお勧めします。店舗型の証券が社よりも取り扱う投資信託の本数が多いので、選択肢が増えるのが一つの理由です。

また、ネット証券は投資信託の積立機能が充実しています。長期で資産運用を目指すなら、大変便利な機能です。

でも、これらの点以上に大事なのが、店舗型の証券会社や銀行に行くと彼らが売りたい商品を強く勧められる可能性があるということです。そして、彼らの売りたい投資信託は、手数料が高いものであることが殆どです。
これは、金融機関の店頭に置かれている、投資信託のパンフレットを見れば一目瞭然です。そこにあるのは、手数料が高い投信ばかりなのです。目立つところにパンフレットを置くということは、それを売りたいという意思の現われのはずですよね。

ですから、店舗型の金融機関に出向いていって、投資信託を買うのはあまりおすすめできません。

(参考: http://toshin.rougo-nenkin-tsumitate.com/2011/08/20/130.html

個人的には、上であげたようにSBI証券がお勧めです。ただ、SBI証券以外でもかまわないです。とにかくネット証券を使うことをお勧めします。

補足

ちなみにこのコンテンツは、2011年用に書いたもののアップデートです。基本的な考え方は変わっていませんから、結論は以前と同じです。

ただ、説明は大幅に変更しました。読みやすくなっていれば幸いです。


初心者のための投資信託の選び方

投資信託での資産運用を考えるなら、その前にiDeCoの検討を

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iDeCo なら、投資信託を使った資産運用ができる上に、有利な節税の仕組みもあります。条件が整えば、年間数十万円単位の節税になる人もいます。この有利な仕組みを使わない手はないでしょう。

ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?

投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。

投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。

ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。

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