分配金とは| 個人投資家に儲かっていると錯覚させるツールになっているような…

個人的には、日本の投資信託を歪めている最大の要因が、分配金の存在だと思っています。正確に言うと、分配金をえさに投資信託を売りつける、一部金融機関の営業スタイルが問題だと思っています。

そして、分配金のトリックも知らずに、簡単にだまされてしまう個人投資家も大いに問題があるでしょう。言ってしまっては何ですが、無知に付け込まれる鴨にしか見えません。

このページでは分配金が何かを概観し、分配金に注目するのが如何に意味が無いことなのかを説明したいと思います。

ここから書く内容は、ちょっと辛らつに感じるかもしれません。でも、残念ながら、事実です。盲目的に専門家らしき人たち信じると損をする可能性があるという例だと思ってください。

分配金とは

まず、分配金とは何かという話ですが、これに関しては野村證券のサイトの用語集から引用しましょう。

分配金(ぶんぱいきん)
投資家から預かった投資資金を運用しその収益を還元するというのがファンドの仕組みである。分配金とは、ファンドが生み出した収益を決算ごとに投資家に分配することをいう。

この説明によると、分配金というのは、運用した利益の一部を投資家に還元する仕組みだと書かれています。つまり、運用して増えた資産の一部を取り崩して、投資家に現金で戻すわけです。

ということは、分配金が支払われると、運用している資産はその分目減りすることになります。運用している資産が目減りするということは、投資信託の価値が下がるということです。つまり投資家にとっては、分配金が支払われても、別に得することはありません。運用している資金の一部が現金で戻ってくるだけの話なのです。

もっと言うと、分配金で返されると、所得税がかかることがあります。ということは、課税される分だけ分配金は損であるとも考えられるのです。

ですから、投資経験が豊富な投資家ほど、分配金がある投信を避ける傾向があります。

儲かった分が戻ってくるならまだわかるが

実は、上で引用した野村證券の説明は、ちょっと気になる部分があります。野村證券の説明では、運用した収益の一部を払い戻すという説明ですよね。でも、実際は、あげた収益以上に分配金を払うケースも珍しくないのです。

つまり、儲かってもいないのに、投資信託は投資家にお金を戻しているのです。この行為に何か意味はあるのでしょうか。はっきり言って疑問です。

おそらく、収益以上の分配金を払い戻すことで、投資家に儲かっていると錯覚させたいのでしょう。安定して分配金が支払われている以上、投資がうまく行っていると錯覚する投資家も多いでしょう。分配金にしか目が行かないと、元本が毀損していることに気づきもしないようですね。

収益以上に分配金を払うのはいびつ

誰がどう見ても、収益以上に分配金を払うのは、いびつな構造です。儲かってもいないのに運用資金を投資家に返すなんて、何の意味も無い行為です。でも、現実的にこういうことが行われています。

必要以上に分配金を払う金融機関が悪質なのか、それを収益だと思い込んでしまう個人投資家が愚かなのか。私には判断が難しいところです。おそらく、両方なんでしょうね。

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