投資信託を使って資産運用を始めようという方の関心の一つが、どの程度儲かるかという事でしょう。
ただ、気になるけど、あまり明確な答えって得られないんですよね。入門書レベルの本だと、どの程度儲かるかについて言及しているものも多くありません。
もちろん、実際には、投資信託によりどの程度儲かるかはある程度分かっています。そもそも、どの程度儲かるか分かっていないと、年金基金や生命保険会社などの機関投資家は運用計画を立てることが出来ませんから。
平均すると1年で6%程度というのが上限
さて、結論から書いてしまいますと、株式の投資信託の場合は1年に5~から7%程度増やすことが出来ると考えておくと良いでしょう。100万円が106万円くらいになるというイメージです。インフレがあったりすると、もう少し大きく増やせると考えられます。
もちろんこの数字は、平均するとこのくらい増えるというものです。実際に株式で運用した場合は、大きくプラスになることもありますし、逆に元本割れすることもあります。
一般的に、不動産や債券だと、株式よりは大きく増やせないと考えられます。ですから、投資信託を運用して一番儲かるケースで年7%程度増やせる事が期待できるととらえておきましょう。
この数字の根拠は
1年で4~6%程度増えるという数字の根拠は、年金基金などの運用計画を見ると分かります。
一部の年金基金では、運用計画を公にしています。その中に、資産別の期待収益率が載っているのですが、その値が6%とか7%程度のものが多いのです。期待収益率6%というのは、1年間に6%増やせるという意味ですね。
個人向けの投資信託の場合は、手数料が多少高くつくこともあります。ですから、5~7%程度だと考えておくのが合理的でしょう。
元本割れの可能性も大きいのに年6%程度の運用益で大丈夫?
1年で6%程度しか増やせないとしたら、元本割れのリスクを取って投資信託を買う意味はあるのでしょうか?
長期で運用することを考えれば、このくらいのリターンでも十分に投資する価値はあるはずです。年6%の複利で計算した場合、資産の価値は12年で2に増える計算です。
また、リスクに関しては、分散投資をすることで小さくすることができます。分散投資というのは、簡単に言うと、日本株だけでなく外国株も買うというような運用をすることです。
過去のデータを見る限り、分散投資さえしていれば、10年以上した場合は元本割れしたケースはなかったと言う調査もあるようです。
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