投資信託を選ぶ時に、出来ることなら有利な投資信託を使いたいですよね。
ところで、明らかに不利な投資信託というのは、そもそも存在するのでしょうか?あるいは逆に、明らかに有利な投資信託というのは存在するのでしょうか。
この点は、投資信託を使って資産運用をする前に、ぜひとも確認しておきたいことですよね。実際のところどうなのか、ちょっと考えてみましょう。
ほとんどの投資信託が不利
結論から書いてしまうと、ほとんどの投資信託は資産運用に使うには不利な商品と考えられます。そう言える理由は簡単で、予想される利益に対して手数料が高すぎるのです。
もちろん、手数料が高い投資信託でも儲かることはあるのですけどね。価格変動が大きいので、一時的に高値をつけ、利益が出ることもあります。また、予想以上に運用が上手くいくことだって考えられます。
ただ、確率的に考えると、手数料の高さから失敗する可能性が高いということです。
これだけ手数料が高いと、アメリカ市場(ADR を含む)と日本市場でランダムに株式をいくつか買った方がマシかもしれません。直接個別株を買えば手数料は安いですし、色々な種類に投資することで、適度に分散できるかもしれませんから。
なんにしても、多くの投資信託はとても勧められるものではないということです。
全ての投資信託が駄目というわけではない
ただ、全ての投資信託が駄目だというわけではありません。中には投資に値する投資信託も存在します。
投資に値する投資信託とは何かというと、上に書いたものとは逆で、手数料が安い投資信託です。例えば、日本株に投資する投資信託を買うのなら、手数料で比較して一番手数料が安いものを選べば良いわけです。
手数料にこだわって探すと、かなり安いものが見つけられるでしょう。例えば日本株だったら、一部のインデックスファンドは他の日本株投資信託と比べ4分の1とか5分の1程度の手数料です。販売手数料まで入れると、もっと安く上がるかな。
ネット証券の投信検索機能を使いましょう
このように、手数料を中心に選ぶ時には、ネット証券を利用すると便利です。ネット証券だと、手数料やタイプ別に投資信託を選ぶことが出来るようになっています。便利な検索機能が利用できるのです。
検索機能さえあれば、あとは手数料の安い一握りの投資信託から選べば良いわけですね。
ちなみに、投資信託の取扱本数でもネット証券は圧倒的に多いようです。興味がある人は、チェックしてみてください。個人的なお勧めは、SBI証券です。
投資信託での資産運用を考えるなら、その前にiDeCoの検討を
投資信託での運用を考えているあなた。その前にiDeCo は活用していますか?
iDeCo なら、投資信託を使った資産運用ができる上に、有利な節税の仕組みもあります。条件が整えば、年間数十万円単位の節税になる人もいます。この有利な仕組みを使わない手はないでしょう。
ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?
投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。
投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。
ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。
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