投資信託の純資産ランキングはおかしな点だらけ

投資信託は、長期の資産用に向いた金融商品だといわれています。しかし、投資信託の購入者は、本当に長期投資目的で買っているのでしょうか?

ちょっと気になったので、実際に売れている投資信託がどんなものなのかを調べてみました。

その結果を見ると、やっぱり変なんですよね。本当に長期投資をするつもりがあるのか疑問に思います。

純資産で見るとこんな感じ

モーニングスターというサイトに掲載されたデータをもとに、どこに疑問を持ったのかを見てみましょう。ちなみに、2012年2月29日のデータです。ちょっと古いデータですね。

1位:グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)(国際投信)
2位:短期豪ドル債オープン(毎月分配型)(大和住銀投信)
3位:ハイグレード・オセアニア・ボンド(毎月分配)『愛称:杏の実』(大和投信)
4位:野村 G・ハイ・イールド債券(資源国通貨)毎月(野村アセット)
5位:TOPIX連動型上場投資信託(野村アセット)
6位:日経225連動型上場投資信託(野村アセット)
7位:新光 US-REITオープン『愛称:ゼウス』(新光投信)
8位:(通貨選択S) 新興国債券<レアル>(毎月)(三菱UFJ投信)
9位:ブラジル・ボンド・オープン(毎月決算型)(大和投信)
10位:ラサール・グローバルREIT(毎月分配型)(日興アセット)

ちなみに、このランキングは純資産のランキングです。純資産というのは、簡単に言うと、投信の規模の事ですね。

毎月分配型が上位に入っているのが疑問

このランキングを見て先ず疑問に思うのが、毎月分配型の投資信託が多いことです。10本中6本が毎月分配型みたいですね。

毎月分配型というのは、簡単に言うと、運用資産から毎月少しずつ投資家にお金を戻すという仕組みの事を言います。ようするに、定期的に預けていたお金が戻ってくるという印象です。

当然ですが、戻ってきたお金は運用できませんよね。ですから、長期投資には向かないのです。本当に増やしたければ、運用してもらった方が良いわけですから。

毎月分配型は、年金生活をしている人が投資するのでしたら、ある程度合理性もあるでしょう。分配金を生活費の足しにするという使い方が出来るからです。

でも、半分以上が毎月分配型というのは、比率として多すぎますよね。老後資金を受け取る段階の人が、それほど多いとは思えませんから。

ということで、やっぱり変な選び方をしているような気がするのです。少なくとも、長期投資とか分散投資を嗜好している人が多くないという感じはしますね。

ちなみに、銀行は毎月分配型の投資信託の販売に熱心だという説があります。分配金を「お利息」と言い換えて説明するのだとか。

確かに、投資のことを知らない預金者にしてみたら、イメージはしやすいかもしれません。本当は必ずしも増えた分が戻ってくるわけではないので、利息とはぜんぜん違うんですけどね。

外国株が無ければ適切な分散投資はできない

話を戻しましょう。

上のランキングでもう一つ疑問なのが、外国株式の投資信託が一本も入っていないという点です。はっきり言って、これでは十分な分散投資が出来ないはずです。

もしかしたら11位以降に外国株式の投資信託が入っていてるかもしれませんけどね。この並びを見ていると、あまり上位には無いような感じがします。

やっぱり長期投資なんて考えていないようですね。

REIT の投資信託がベストテン入りしている不思議

さらに言うと、外国株式が無い代わりに、REIT 関連の投資信託が入っています。こうした投資信託が悪いとは言いませんけどね。上位に入るような投資信託ではないでしょう。

通貨型の投資信託やらハイリスクな債券の投資信託が多いのも疑問ですね。何でこんな投資信託が上位に入っているのやらと思います。

結論としては、やっぱり本気で長期投資をしようとしている感じは無いというのが実感です。あるいは、投資家に長期投資の意図があっても、正しく投資信託を選べていないのかもしれません。

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