人気の投資信託だから買うという選択は正しい?| USハイ・イールド・ファンド

USハイ・イールド・ファンドが純資産1兆円越えというのは異常な状況だと思うんだよね

人気の投資信託である「USハイ・イールド・ファンド」の純資産高が1兆円を超えたのだそうです。ィデリティ投信の投資信託ですね。

記事によると、1兆円を超える投資信託は、国際投信投資顧問の「グローバル・ソブリン・オープン」と「USハイ・イールド・ファンド」の2本だけのようです。1

人がどんな投資信託を買おうと個人の勝手だとは思います。でも率直に言って、この投信がそこまで売れる理由はさっぱり分かりません。

なんでこんな投信が、ここまで人気なのでしょうか?

長期投資のセオリーからは外れている投資信託

長期投資の基本は、幅広く分散してリスクを軽減することです。その意味では、「USハイ・イールド・ファンド」は失格のはずなのです。

そもそもアメリカのジャンク債にのみ投資するような投資信託ですからね。分散があまりできているとは思えないのです。

これがもう一本の人気投資信託である「グローバル・ソブリン・オープン」と全く違っている点です。「グローバル・ソブリン・オープン」は外国債券の中では広く分散投資ができています。

もちろん、相場観のようなものがあって、「USハイ・イールド・ファンド」を選ぶ人がいても悪いとはおもいません。でも、純資産額で上位に入るほど売れているという事実には違和感を感じるわけです。

過去の実績から見てもよくわからない

ちなみに、「USハイ・イールド・ファンド」が過去にものすごいパフォーマンスを残しているのであれば、人気の理由もわかります。でも、そこまでのパフォーマンスを残しているわけではないようです。

この投信の設定が1998年ですが、分配金を払わなかったと仮定しても2倍にすらなっていません。運用報告書を見る限り、15年掛けて1.8倍ぐらいでしょうか。

ちなみに、運用報告書のハードコピーはこんな感じです。

これは決して悪いパフォーマンスだとはいいません。でも、遥かに良いパフォーマンスの投資信託はゴロゴロあるはずなんですよね。分配金を再投資したとしても、15年も運用して2倍にすらならないわけですから。

何故ここまで人気なのか、さっぱりわからないのです。

金融機関が売りやすいのかなあ

売れている理由を敢えて考えると、もしかしたら、金融機関が売りやすいのかも知れないですね。というか、そのくらいしか考えられません。

まず、リスクを嫌う投資家にも勧めやすいのでしょうね。ジャンク債とは言え債券に投資する投資信託ですから。リスクを嫌う投資家に安心感を与える事はできるでしょう。

実際は、それほどリスクが低いとは思えませんけどね。為替リスクもありますし。ジャンク債ですし。

その上、一時期人気があった毎月分配を行っているようです。これも、自分の運用資金を削っているだけなのですが、事情を良く知らない人には人気があるようです。

このあたりが理由なのでしょうかねえ。というか、このくらいしか理由は分からないです。

まとめ

既に書いたように、この投信がここまで売れている理由はさっぱり分かりません。少なくとも、私なら絶対に選びません。

この投信がここまで売れているというのは、日本の個人投資家がちょっと変わっているという証拠なのかもしれませんね。というか、金融機関で言われるがままに投資信託を買っているということなのかも。

繰り返しますが、この投信を買うのが絶対に駄目だとは思いません。でも、日本で2番目に売れいている投資信託であるという事実は、やっぱり異常でしょう。

投資信託を買うにも、最低限の勉強は必要だなあと痛感します。自分を守るためにも、多少の勉強はしましょうね。


  1. 純資産高1兆円超え投信 広がる運用選択肢(産経ニュース) []

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