SBI証券が注目!スパークス・少数精鋭・日本株ファンド

「スパークス・少数精鋭・日本株ファンド」はSBI証券の投資信託のページにある注目ファンドというコーナーで紹介されている投資信託です。

ちなみに、今の基準価額が10,783円です。設定が2013年30日という、これを書いている時点では新しい投信ですね。

どんな所が良くて注目なのでしょうか。そして、投資するに値する投資信託なのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。

20~40社の中小型の日本株に投資

36

基本的なコンセプトとしては、20~40社程度の中小型の日本株に投資することを考えているようです。しかも、成長株というよりは割安株を中心に考えているようですね。

率直に言って、かなり厳選した株に投資するポートフォリオになりそうですね。しかも、バランスを取ってというよりは、儲かる確率が高そうな所をピックアップしている印象です。

積極的に利益追求を狙おうというタイプの投資信託であることが分かります。

中小型の割安株(バリュー株)に集中投資する理由は

ちなみに、SBI証券のサイトに、割安な中小型株に投資する理由が説明されていました。

中小型のバリュー株が投資に良い理由を説明

↑中小型のバリュー株が投資に良い理由を説明

<中小型株>は一般に、大型株に比べて景気拡大局面での株価上昇率が高い傾向にあります。

今後アベノミクスが順調に行くのなら、株価が上がりやすいのは中小型株という予想をしているわけです。

次に<割安(バリュー)株投資>が優位性を発揮しやすいのは、一般に景況感の好転が明確になってくる景気拡大局面後半であると言われています。人気がなく出遅れていた割安銘柄が見直され、水準訂正が起こるためと考えられます。

これもタイミング的な話です。今は成長株ではなく、割安株(バリュー株)が良いということですね。もちろん、アベノミクスが順調に行くという前提のものとですけどね。

つまり、このファンドを設定した人は、アベノミクスによる日本経済の回復が続く事を前提にしているわけですね。今がタイミングとして良いのだと言いたいわけです。

ということは、投資するかどうかの判断は、この相場観に乗るかどうかというところが大きそうです。

自分で選べないのか

でも、ここでいくつか疑問が。

一つ目は、個別株を買っては駄目なのかという疑問です。「中小型」で「割安」な株は自分で探せるような気がします。さすがに20を選ぶのは難しくても、5つとか6つならいけますよね。

それでは駄目なのでしょうか?

もちろん、ファンドマネージャーなりの景気回復のシナリオのようなものはあるのだとは思います。例えば、一段の量的緩和が必要になって、その結果円安になる。だから、輸出関連の部品メーカーが有利みたいな予想をしているのかもしれません。

ただ、過去の統計を見る限り、この手の予想がそれほど当たるとも思えないんですよね。そうであるのなら、中小型株と割安株(バリュー株)という条件で自分で選んでもいいのかもしれません。

投資信託の場合は高い手数料を払いますからね。ファンドマネージャーが手数料以上の仕事をしてくれるのかどうかということになりそうです。

売り時はいつなのか

2つ目の疑問です。

今回の説明だと、「タイミングが良いから今買う」というふうに読みます。そうであれば、売り時は意識しておくべきでしょう。

でも、そういった点については全く触れられていないのです。まあ、投資信託を売るタイミングについては書かないでしょうけどね。投資信託会社としては、持ち続けてくれれば、手数料収入があるわけですし。

でも、投資家としては、出口戦略を考えておくべき投資信託でしょう。インデックスファンドみたいに、現金化が必要になるまで持てば言いというものでもありません。

手数料が高いのが気になる

もう一つ気になるのが、手数料の高さです。

SBI証券でネットで買った場合、販売手数料が2.1%かかります。そして、信託報酬が1.9425%かかります。

長期投資で無いと考えた場合、販売手数料2.1%の影響は、かなり大きいですね。10年20年持つならともかくね。

また、1.9425%という信託報酬も、株式に投資する投資信託にしても高いと思います。この手数料を正当化するような運用は、相当難しいと考えざるを得ません。

あなたならどうします?

この投資信託、あなたならどうしますか?

中小型株・割安株という着眼点は面白いと思いますが、疑問点も少なくありません。これを買うとしたら、資産運用というよりは、運試しみたいな感じでしょうかねえ。

興味を持った方は、SBI証券をチェックしてみてください。SBI証券で知った投資信託なので、確実に購入できるはずです。詳しい情報も載っていますし。


本当に良いの?ネット証券などのおすすめ投資信託

投資信託での資産運用を考えるなら、その前にiDeCoの検討を

投資信託での運用を考えているあなた。その前にiDeCo は活用していますか?

iDeCo なら、投資信託を使った資産運用ができる上に、有利な節税の仕組みもあります。条件が整えば、年間数十万円単位の節税になる人もいます。この有利な仕組みを使わない手はないでしょう。

ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?

投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。

投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。

ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。