みずほ証券の店頭で、i-mizuhoインデックスシリーズという投信のパンフレットを手にしました。どうやら、eMAXIS と同じような、様々な種類のインデックスファンドをそろえた投資信託のシリーズが発売されるようです。
手数料を見たところ、投資対象によって手数料は違うものの、全体としてそれほど高くないようでした。いや、むしろ、インデックスファンドの中でも安い方かもしれません。
これをみて、みずほも顧客に有利な商品を出すんだなあと感心しました。一瞬だけですけど。
そう、本当に一瞬だけだったんですよね。次の瞬間には非常に落胆していましたから。
顧客軽視に感じるのは私だけ?
なぜ落胆したかというと、i-mizuho のシリーズはネットでしか買えない投資信託だったのです。しかも、みずほ証券とみずほ銀行のネット口座だけです。
名前から分かるように、みずほ銀行とみずほ証券のための投信であるのは明らかです。ですから、販売がこの2社に限られるのは仕方がないでしょう。
でも、販売チャンネルがネットだけって、いくら何でも不親切ですよね。
ネットを使わないような人は、手数料が高い投信で我慢しろってことでしょうか。顧客に有利な商品を扱っているのに、それを売らないと言っているようにしか感じません。かなり意地悪です。
あるいはネットを使える人でも、金融に関してはネットを使いたく無い人も多いでしょう。そういう人は無視なのでしょうか。
なんだか、企業の姿勢としてがっかりですよね。
最近みずほ銀行というと、暴力団とのつながりが話題になっています。でも、個人的には、この顧客軽視の感じの方が嫌ですね。
投資信託としては評価します
ちなみに、このi-mizuho ですが、投資信託としてはなかなか優れていると思います。まず、様々な種類のインデックスファンドが22本も用意されています。
ちょっと多いですが全て紹介しましょう。次の22本です。
i-mizuho国内債券インデックス
i-mizuho先進国債券インデックス(為替ヘッジあり)
i-mizuho先進国債券インデックス(為替ヘッジなし)
i-mizuho先進国インフレ連動債券インデックス
i-mizuhoオーストラリア債券インデックス
i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジあり)
i-mizuhoハイイールド債券インデックス(為替ヘッジなし)
i-mizuho新興国債券インデックス
■ リート
i-mizuho国内リートインデックス
i-mizuho先進国リートインデックス(為替ヘッジあり)
i-mizuho先進国リートインデックス(為替ヘッジなし)
■ 株式
i-mizuho国内株式インデックス
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジあり)
i-mizuho先進国株式インデックス(為替ヘッジなし)
i-mizuho米国株式インデックス
i-mizuho欧州株式インデックス
i-mizuhoオーストラリア株式インデックス
i-mizuho新興国株式インデックス
i-mizuho東南アジア株式インデックス
i-mizuho中国株式インデックス
■ その他
i-mizuhoコモディティインデックス
i-mizuhoゴールドインデックス
おそらく、シリーズでこれだけ充実しているのは、他にはないはずです。特に、コモディティが入っているのが珍しいですね。
そのうえ手数料も安いのです。分散長期投資用に使うには、かなり言い投資信託という印象ですね。
優れているんだけどなあ。でも、売り方が嫌いなんですよね。
みずほさん、印象悪いよ
もちろん、みずほフィナンシャルグループもそれなりの戦略があってこういう投信を作ったのでしょう。それは分かるんですけどね。
それを分かった上で、やっぱり嫌いなんだよなあ。こういう売り方。
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ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?
投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。
投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。
ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。
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