■ 楽天のおすすめテーマは「BRICs、環境、IT…」
楽天証券の投資信託検索機能「投信スーパーサーチ」では、資産タイプや分配金などから投資信託を選べるようになっています。選択肢がかなり多く、自分が欲しい投資信託を選ぶ助けになるでしょう。
そもそも、楽天証券では1,400本ものの投資信託を扱っています。こうした検索機能というか絞込み機能が無いと、選ぶのが無理だという事情もあります。
地方の信用金庫だと取扱が20本くらいというところもあるのですけどね。こういうところだと、一瞬でチェック済んでしまいます。もちろん、投資家の立場からすると、少ないよりは多い方が良いのは間違いないでしょう。でも、選択肢が増えすぎると選べなくなるのも事実です。
ちなみに検索機能の中に、楽天が用意した「キーワード」で投資信託を絞り込む機能があります。全部で11のキーワードがあります。
今回はこの「キーワード」に注目してみました。
楽天の注目って事で良いんだよね
わざわざこの11項目を選んでいるという事は、これらが楽天証券の注目テーマということのようですね。実際にどんなものがあるのか、全て抜き出してみましょう。

実際の「キーワード」リストはこんな感じです。
- BRICs
- 環境
- IT
- 金
- 農産物・食料
- 原油
- SRI
- M&A
- インフレ対策
- 資産
- 消費
このリストを見て、「ちょっと古いな」というのが率直な印象です。以前の状態のまま残してあるのではないかという印象はありますよね。正直なところ。
「BRICs」に関しては、口にする人が減ってきました。成長著しかった中国経済はボロボロとも言われています。少なくとも賃金の上昇で、生産拠点としては成長できなそうですよね。シェールガスなどの影響で、ロシアも厳しそうですよね。
今入れるならASEAN じゃないかと思います。中国からの工場移転が期待できそうですし。
「環境」もちょっと古い感じがするなあ。世界の抱える問題という意味では、確かにテーマとしてはふさわしいのかもしれませんけどね。旬ではないですよね。
でも、この2つ以上に古いのが「IT」というテーマです。この項目は、10年近く前に作って放置されている感じはします。ITという産業自体は今でも大きくなっているのでしょう。でも、以前のような熱いテーマではありません。これから急成長する企業が何十社も登場するとは考えにくいです。徐々に成熟しつつあるという感じですよね。
ちなみに、ITがらみの投信は、今6本しかないようです。以前は雨後の筍のように、猫も杓子もIT関連の投信だった時期があったのですけどね。
比較的新しいテーマも
ちょっと古臭いテーマが多い一方で、わりと流行のテーマもあるようです。例えば、「資源」なんていうのは、古くて新しいテーマですよね。日本の近海でも、海底資源があるのではないかと話題になっています。シェールガスも注目されていますしね。
もっとも、「資源」に関しては昔からあった項目なのかも。一周して注目を浴びているだけかもしれません。
あと、インフレ対策は新しい項目かもしれません。アベノミクスの影響はありそうですよね。現政権が明確にマイルドなインフレを目指すと宣言していますから。そして、一定の成果は出ているようですし。
凄く役に立つわけではないが
率直にって、こうしたキーワードが凄く役に立つとは思いません。古くなっているものや陳腐なものも多いですからね。
でも、投資をする時のちょっとしたヒントにはなるかもしれません。簡単に確認するくらいのことはしても良いのではないでしょうか。
おそらく、それ以上でもそれ以下でも無いと思います。
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