インフレ対策って何だ?物価連動国債に投資する投資信託があります

前のページで、楽天証券の投資信託検索機能では、楽天証券指定のキーワードでテーマを絞り込めることを紹介しました。

その指定キーワードの中に、「インフレ対策」というものがあります。これは一体何なのでしょうか。ちょっと興味ありますね。

今回はこの点に注目してみましょう。

全部で6本の投資信託が

インフレ対策というキーワードで検索すると、6本の投資信託が検索結果に出てきます。意外と少ないですね。

具体的には、次の6本です。

  • MHAM物価連動国債ファンド
  • 東京海上・物価連動国債ファンド
  • 世界物価連動国債ファンド
  • 海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジあり)
  • 海外物価連動国債ファンド(為替ヘッジなし)
  • 物価連動債組入世界債券ファンド

投資信託の名前からわかるように、物価連動国債1 を中心に運用する債券の投資信託のようですね。なるほど、確かにこれならインフレ対策になります。こういう投資信託があるのですね。知りませんでした。

日本国債に投資する投資信託なら、普通に国債を買えば良いとお考えの人もいるでしょう。しかし、そういうことは出来ないのです。

なぜなら、物価連動国債は個人が購入できないからです。つまりこの投資信託には、個人が物価連動国債に投資できるようにしているという存在価値はあるわけですね。

しばらくは発行されていなかった

ちなみに、日本では物価連動国債が長い間発行されていませんでした。2008年からかな。それが2013年の10月になって、ようやく発行されるようになったのです。

その意味では、とても旬な投資信託と言って良いでしょう。

ところで、MHAM物価連動国債ファンドは2004年6月1日の設定です。また、東京海上・物価連動国債ファンドは2006年2月20日の設定です。そして、この2本はどちらも日本の物価連動国債を扱う投資信託です。

つまり、どちらも、新規の物価連動国債が存在しない期間も運用していたことになります。MHAM物価連動国債ファンドの報告書を読んでみましたが、当然のことながら国債が発行されない影響は大きかったようですね。なかなか大変な思いをされたようです。

安倍政権誕生のころから純資産を増やしている

ちなみに、これらの投資信託ですが、安倍政権が出来たころから純資産を増やしています。参考のに、MHAM物価連動国債ファンドのチャートをご紹介しましょう。2013年にはいってから、純資産は見事に右肩上がりになっています。

アベノミクスの影響で売れ始めたのがよくわかります。

アベノミクスの影響で売れ始めたのがよくわかります。

絵に描いたようとはこのことですね。

まだこの投信の存在を知らない人も多いでしょう。もしかしたら、今後人気化するかもしれませんね。もっとも、投資信託の場合、人気化してもたいしてメリットはないのですけど。唯一あるとすれば、償還されにくくなるくらいかな。


初心者のための投資信託の選び方
  1. 大辞泉には次のように説明されています。「元金額が物価の動向に連動して増減する利付国債。表面利率は発行時に固定されるが、利子は各利払い時の想定元金額に表面利率を乗じた額が支払われるため増減する。償還期間は10年。」 []

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