意外な事実!投資信託では海外債券よりも国内債券が有利らしい

前の2ページで見てきたこと1 を踏まえると、投資信託を利用する限りにおいては、手数料の分だけ国内債券の方が海外債券よりも若干有利ということになります。海外債券に関しては、先進国の一定以上の格付けの債券に投資する投信という仮定はひつようでしょうけどね。

もちろんリスクのある投資ですから、実際の運用がどうなるかは分かりません。やってみたら海外債券の投資信託の方が結果が良かったということも十分にあり得ます。ただ、あくまで確率的には、国内債券の方が有利ということです。

国内債券の方が有利とは言え、両者の期待リターンの差はそれほど大きくはありません。ゼロコンマ数パーセント程度の差しかないはずです。その意味では、期待リターンは同程度と言っても良いかもしれません。

ただ、為替リスクある分だけ、海外債券は明らかにハイリスクです。ですから海外債券の投信に投資するということは、大きなリスクを取って国内債券程度のリターンを目指すということになります。率直に言って、あまり賢い選択とは言えないわけです。

試しに比べてみましょうか

多分、「海外債券は期待リターンが大きくて有利」だと信じている人は、こんなふうに書いても信じてはくれないでしょう。そこでこんな比較をしてみましょう。日本債券に投資する投資信託と、為替ヘッジをした先進国の一定以上の格付けの債券に投資する投資信託を比較するのです。

上の理屈が正しければ、為替の影響が排除されることで、両方のパフォーマンスは近くなるはずですよね。そもそも円建てなら、ボラティリティもそれほど大きくなりませんし。

国内債券は債券のインデックスファンドを使えば良いでしょう。今回は「eMAXIS 国内債券インデックス」で見てみましょう。

海外債券に関しては、先進国の一定以上の格付けの債券に投資する債権ということで探してみました。あと、為替ヘッジありの投信ですね。その結果、「BR・ワールド債券ファンド(H有)」という投資信託しか見つけられませんでした。

この2つの投信の基準価額を比べたものが次のグラフです。ちなみに、「BR・ワールド債券ファンド(H有)」は分配実績がないので、分配金による影響はありません。

60

予想以上にきれいに一致

この結果を見て分かるように、国内債券と主要国の海外債券のパフォーマンスは近いものになりました。かなりきれいに一致していると考えて良さそうです。

予想通り国内債券有利とはなりませんでしたが、あくまで確率的な話しなので仕方ないでしょう。運用方針も違いますしね。

もちろんこれを見て「国内債券と海外債券の投資信託の期待リターンが同じ」などと言うつもりはありません。片方はアクティブファンドですから本来比べてもさほど意味が無いものです。それでも、海外債券は有利という固定概念を壊すきっかけくらいにはなるでしょう。

為替は金利差を生める方向に動くという事実を信じたくない人は

もっとも為替ヘッジというのは、金利差を埋める方向に手数料を払うのが基本です。ですからヘッジをした場合は、パフォーマンスが近くなるのは自然なこととも言えます。高金利の通貨が必ずしも有利ではなくなりますからね。

ただ、そのやり方が気に食わないということになると、話は国内債券か海外債券かというのとは違う話になってきます。金融関係者が常識として信じている、金利差を埋める方向に為替が動くという基本が正しくないということを言っているのと同じだからです。次元が違う話なのです。

もし、金利差を埋める方向に動くというのがデタラメだと考えるのなら、投資信託なんてやらないでFXでもやった方が儲かるはずです。


  1. 人気の海外債券の投信!でも期待リターンは多分2%ほど
    国内債券の投資信託は年2%程度の期待リターンと考えるのが自然 []

投資信託での資産運用を考えるなら、その前にiDeCoの検討を

投資信託での運用を考えているあなた。その前にiDeCo は活用していますか?

iDeCo なら、投資信託を使った資産運用ができる上に、有利な節税の仕組みもあります。条件が整えば、年間数十万円単位の節税になる人もいます。この有利な仕組みを使わない手はないでしょう。

ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?

投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。

投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。

ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。