前のページで見たように、ファミリーファンド方式と言うのは、株や債券に投資する前にマザーファンドをかませる仕組みでした。それに似た仕組みなのがファンド・オブ・ファンズ(FOFs)という投資信託です。
FOFs というのはどんな投資信託なのでしょうか。どんなふうにファミリーファンド方式と似ているのでしょうか。簡単にチェックしていきましょう。
他の投信に投資する投資信託
FOFs というのは、一言で言うと、別の投資信託に投資する投資信託のことを言います。株や債券ではなく、投資信託に投資するわけですね。
株や債券に投資する前に、別の投資信託をかませると考えると、分かり易いかもしれません。
イメージとしては次のような感じになります。
マザーファンドに投資するか別の投資信託に投資するかの違いだが
ファミリーファンド方式の投資信託のイメージも載せておきましょう。
これらの図を比べれば一目瞭然ですが、ファミリーファンド方式とFOFsの流れはほとんど同じです。途中でかませるのがマザーファンドか別の投資信託かという程度の違いしかありません。
考え方としては非常に良く似ているシステムだと考えて良いでしょう。
ただ、有利不利と言う観点で考えると、全く結果は違ったものになりそうです。一般に、FOFs はファミリーファンド方式と比べると、圧倒的に不利だと考えられるのです。
なぜかと言うと、FOFs は手数料が割高になる傾向があるのです。ですから、余程の理由がない限り、FOFs は利用すべきではないというのが個人的な見解です。
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