ここ最近は、大きな投資信託と言えば「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」を思い出す人が多かったはずです。ずっと純資産総額でトップでした。しかし、その「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」が首位の座を明け渡しました。時期的には、2013年の夏ごろですね。
そして、「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」に代わって純資産額トップに立ったのが、ETF の「日経225連動型上場投資信託」です。ちなみに、上場していない投資信託の中では、「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」は依然として純資産総額でトップです。

投資信託協会の「純資産総額ランキング」(2013年11月)
ETF がメジャーになった証拠と言えそうです
率直に言って、これは投資信託の歴史の中で、かなり大きな出来事と言って良いでしょう。日本では最初のETF が1995年に上場しているようですから、20年近くかかってETF のなかから純資産総額で一番の投資信託が生まれたわけです。
2013年に入ってからは、日銀がETF を買ったりしています。もしかしたらそういう影響もあるのかもしれません。ただ、ETF がメジャーな存在になってきたのは間違いがないことでしょう。
金融機関としてはうれしくないのかも
ただ、ETF がメジャーな存在になることは、金融機関にとってはうれしくないのかもしれません。はっきり言って、ETF は手数料が安いですからね。
例えば、「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」の販売手数料は、上限1.575%(税込)に設定されています。つまり、100万円分買うと1万5750円の手数料がかかると言うことです。
一方、「日経225連動型上場投資信託」を100万円分をGMOクリック証券で買った場合、470円しか買い付けの手数料がかかりません。
もちろん、日々の運用に対して支払う信託報酬にも、かなりの差があります。投資家が支払う手数料は、かなり小さくなるはずなのです。「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」を運用する国際投信投資顧問以外でも、このニュースを苦々しく感じている金融関係者も多そうですね。
投資信託での資産運用を考えるなら、その前にiDeCoの検討を
投資信託での運用を考えているあなた。その前にiDeCo は活用していますか?
iDeCo なら、投資信託を使った資産運用ができる上に、有利な節税の仕組みもあります。条件が整えば、年間数十万円単位の節税になる人もいます。この有利な仕組みを使わない手はないでしょう。
ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?
投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。
投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。
ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
関連した記事を読む
- 意外と多いジャパンネット銀行の投資信託
- グローバル・ソブリン・オープンは今後どうなってしまうのでしょうか?
- 横浜信用金庫で投資信託を買うのは賢い選択か?
- グロソブの凋落傾向、なかなか改善は難しそうです
- 人気の投資信託だから買うという選択は正しい?| USハイ・イールド・ファンド