投資信託のパンフレットを見ていたら、世界の運用機関の運用資産ランキングが載っていました。それによると、上位5つは以下のようなランキングでした。
- ブラックロック
- アリアンツ・グループ
- バンガード・グループ
- ステート・ストリート・グローバル
- フィデリティ・インベストメンツ
ちなみに、2012年12月末現在のランキングうだそうです。
このランキングを国別に見ると、興味深い点に気づきます。上位10社のうち6社がアメリカの会社で、2社がドイツの会社、残り2社がフランスの会社なのです。つまり、日本の会社は上位10社に入っていないということですね。
経済の規模から考えると、アメリカが過半数を占めるのは不思議なことでは無いでしょう。しかし、その次に日本の企業が多くてもおかしくはありませんよね。それなのに、実際には、1社も入っていないのです。
こんな結果を見ると、日本の運用会社は能力的に劣るのではないかと疑いたくなってしまいますね。少なくとも、能力を高く評価されている会社が多くないくらいのことは、いってもよさそうです。日本国内ではあれだけでかい顔をしている野村系の会社も、世界的に見ると小さい会社だと言うことですね。
もっとも、運用機関に政府系ファンドを入れると順位は違うかもしれません。例えば、日本の公的年金を運用するGPIF の運用資産は平成26年度の第1四半期の段階で127兆2,640億円あります。これは、上のランキングにあてはめると、6位とか7位くらいの規模です。
まあ、逆に言うと、上に挙げたような会社は、日本の年金の運用額を超えるような、すごい規模の資産を運用している会社ということでもありますけどね。
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