前のページでご紹介したように、J-REIT というのは、株式会社にかなり近い部分があります。ご紹介した部分だけを見ていると、「何が違うんだ?」と思う人がいても不思議ではないほどです。
しかし実際は、一般の株式会社とはまったく違う点も存在します。このページではそのあたりについて確認してみましょう。
J-REIT は自分で運用できない
J-REITは「会社」に近い組織です。ですから、最終的な意思決定をするための「役員会」が設置されています。ただ、この役員会では、細かな運用方針は決めることが出来ません。運営方針を決めるだけなのです。
それでは、具体的な運用はどこが行うかと言うと、外部の資産運用会社が行うことになります。これらの運用会社は、各地の財務局に登録している必要があります。
自分で出来ないことだらけ
何でJ-REIT が具体的な運用を行わないかと言うと、法律で禁止されているからです。運用以外にも、資産管理の業務や一般事務は外部委託しないといけないことになっています。
ちなみに、資産管理の業務を行う会社を資産保管会社といいます。これは信託銀行などが行うことになっています。また、一般事務を行う会社を事務受託会社といいます。
株式会社とはまったく異なる
このあたりの仕組みを見てると、普通の株式会社とはまったく違う仕組みであることがわかります。会社と言うよりは、普通の投資信託に近い、分業制になっているわけですね。
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