投資信託協会のサイトによると、J-REIT へ投資するリスクとしては、次のようなものがあるのだそうです。
- 不動産市場のリスク
- 金利変動リスク
- 地震・火災などによるリスク
- 上場廃止になるリスク
- 運営に関するリスク
どれも直感的に分かりやすいですよね。基本的には、株式投資のリスクと同じだと思っておけばよさそうです。
地震・火災などによるリスク
「地震・火災などによるリスク」が挙げられているのは、J-REIT らしい部分でしょうか。株式投資でも地震や火災はもちろん影響しますが、J-REIT への投資だとその影響はさらに大きいでしょう。
J-REIT はそれ自体が不動産投資会社のようなものです。火災や地震などで建物が使えなくなった場合は、確かに被害は大きそうです。賃料が入ってこなくなりますし、修理のコストもかかりますから。
もちろん、火災保険には入っているので火災にはある程度対処可能でしょう。しかし、地震はどうしようもありません。地震保険は個人向けの商品で、法人は対象から外れますから。それと湾岸に立っている施設も多いでしょうから、津波の被害も気になるところですね。
運営に関するリスク
運営に関するリスクというのは、要するに倒産リスクということですね。
J-REIT は会社みたいなものですから、倒産の可能性があります。もし倒産をすると、ほとんどお金が戻ってこない可能性すらあります。仮に倒産しなくても、経営状態が悪いという話が広がれば、市場価格が下がる原因になります。
実際過去には破綻したJ-REIT もあります。投資するときには十分に気をつける必要があるでしょう。
倒産リスクがあるというのが普通の投資信託との相違点
倒産する可能性があるというのは、普通の投資信託と大きく違う点と言えそうです。
もちろん普通の投資信託も、繰り上げて償還される可能性はあります。予定よりも早く投資信託を潰してしまうのです。日本の場合、比較的短期間で償還される投資信託も多いです。
しかし、普通の投資信託の場合は、償還されても基準価額が大きく下がるわけではありません。なぜなら、基準価額というのは、持っている金融資産によって決まるからです。実際に借金をして経営するJ-REIT とは、根本的に意味合いが違うのです。
この点は理解しておいた方がよさそうですね。上にも書きましたが、過去には倒産事例があることですし。
投資信託での資産運用を考えるなら、その前にiDeCoの検討を
投資信託での運用を考えているあなた。その前にiDeCo は活用していますか?
iDeCo なら、投資信託を使った資産運用ができる上に、有利な節税の仕組みもあります。条件が整えば、年間数十万円単位の節税になる人もいます。この有利な仕組みを使わない手はないでしょう。
ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?
投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。
投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。
ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
関連した記事を読む
- ETFに投資するなら配当が多い大企業に投資した方が良い!本当に?
- ハイリスク・ローリターンの商品に手を出さない
- 地震でもおきたら悲惨なことになりそうだなあ
- 投資信託で分散投資をすると儲けも小さくなるのか?
- 新光US-REITオープン(愛称:ゼウス)は投資する価値があるのか?| 目論見書をチェックしてみよう