J-REIT を保有していると、定期的(通常は半年に一度)に資産運用報告書が送られてきます。これは通常の投資信託の運用報告書にあたる書類です。要するに資産運用報告書があると、現在の運用状況を判断することが出来るわけですね。
どんなことが書かれている?
資産運用報告書にどんなことが記載されているかというと、主に次のようなことです。
- 保有物件
- 投資法人の運用状況等の推移
- 分配金等の実績
- 今後の運用方針
- 主要な保有資産
- 借入状況
新規の取得物件や保有物件は、写真つきで紹介されることが多いようです。
ちなみに、資産運用報告書は、ネット上に公開されている場合も多いです。ですから、J-REIT を保有していない人でも、投資を検討するための資料として使うことが可能です。
個人投資家に使いこなせるのだろうか?
こうした資料が公開されるのは、投資家にとってはメリットです。その点は間違いないでしょう。
しかし、資産運用報告書が送られてきたところで、どれだけの個人投資家が使いこなせるのでしょうか。率直に言って、かなり疑問に感じます。
会計的なデータは、使いこなせる人もある程度はいるはずなんですよね。分配金の利回りはどうだとか、借り入れが資本に対して大きすぎないかとか。
でも、不動産的な知識を持っている人となると、かなり少ないのでは無いかと思うのです。写真やら方針やらを見せられても、収益性があるのかどうかは、本当のところはわからない人がほとんどでしょう。
ですから、これだけ判断材料に保有を続けるかどうかを決めるのは、ちょっと難しいのでは無いかとおもいます。資産運用報告書は参考資料としてはありがたい資料だと思いますけどね。
他の資料も使って検討しろってことですかね。
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