投資信託で損切りと利益確定のラインを設定?そんな馬鹿な!

ビジネスジャーナルというところの記事に、「投資失敗の元凶「売り」問題、どう解決?好機を逃さず、損を防ぐ方法とは?」という記事が載っていました。投資信託の売り時をどのように考え、どのように行動するのが良いのかを説く記事です。

ちなみに、この記事を書いていたのはファイナンシャル・プランナーの肩書きを名乗る人です。運用の専門家ではありません。

損切りラインと利益確定ラインを決める?

この記事での主張は、それほど目新しいものではありません。損切りのラインと利益確定のラインを決めてしまおうという主張をしています。

できるだけクールに対応するために、システマティックな投資をお勧めする。例えば、「購入価格より20パーセント上がったら、あるいは10パーセント下がったら売却する」と、数値目標をあらかじめ決めておくことだ。

しかも、これを確実に実行するために、あらかじめ損切りと利益確定のラインで、売り注文をしておくことをすすめています。決められた基準価額になったら、自動的に売るようにするわけですね。

数値を決めても、そのとおりに実行しなければ意味がない。インターネットで取引している場合は、購入後、反対売買を注文できるようになっているはずだ。対面で取引している場合は、購入の際に担当者に「いくらまで上がったら、またはいくらまで下がったら、売ってほしい」と注文を入れておこう。

ちょっと疑問なのが、ネット証券でこの手のサービスに対応しているところがあるのでしょうか。比較的短期の売りなら、対応しているのかなあ。長期では無理ですよね。こまめに設定しろと言っているのでしょうか。

意味がわからない

さてこの主張ですが、率直に言って滅茶苦茶です。こういういい加減な記事は、やめてほしいとすら思います。

100歩ゆずって、株式投資だったらこういう方法も理解できないわけではないんですけどね。特に損切りラインを決めておくのは、それなりに意味があるかもしれません。突然悪いニュースが出て、問答無用で売られるなんて事もありますからね。

しかし、投資信託でこんな事をするって、ちょっとあり得ない話です。

なぜ投資信託ではこんな事をしないかというと、投資信託というのは日常的に売り時なんて気にしない物だからです。原則として持ち続ければいい商品のはずなんですよね。

そもそも投資信託というのは、長く持てば持つほど有利な商品です。もちろん、一本一本を見れば損をするものもありますが、全体としてみれば長期的には基準価額が上がっていく傾向がある商品なのです。ですから、基本的には売らないというのが正解のはずです。

売り時は考えない

投資信託で売り時を考えるのなら、現金化することが視野に入った時点ですよね。あるいは突然まとまった現金が必要になった時点かです。

あとは、投資信託自体が不人気で、繰り上げ償還されそうなタイミングくらいでしょうか。一部の特殊な投資信託を除いて、それ以外のケースでは、特に売ることを考える必要は無いはずです。

分散することでリスクを管理する

それでは、投資信託の場合は、どうやってリスクの管理をするのが良いのでしょうか。

一般的には分散投資をすることで、全体のリスクを下げるということをします。例えば、「日本株」「外国株」「外国債券」といった感じで様々なタイプの投資信託を買って、全てを長期保有するのです。1

これだけやっておいて、後は放置と言うのが投資信託を使う場合の基本です。その後やることと言えば、価格変動により投資信託のバランスが崩れたときに調整するくらいでしょうか。あと、資産に余裕が出来たときに、追加購入していくのも大事ですね。

専門家風の助言は性質が悪い

率直に言って、専門家風の肩書きを持つ人の助言は、たちが悪いものが多いです。多分、雑誌社などから求められて書くような場合、よくしらない分野でも気軽に書いてしまうと言うのがあるのでしょう。

あるいは、本当は自分は資産運用がわかっていると思い込んでいるのか知れませんけどね。さらには、金融機関の意向で、結論あり気で書いている人もいるようです。

性質が悪いケースも多そうなのです。

何にしても、私たちとしては、こうした判断を誤らせるようなアドバイスを避けないといけません。でもこれが、なかなか難しいことなのです。なぜかというと、投資の場合にはおかしな助言の方が幅を利かせている場合があるからです。

多分、金融機関が加担している部分もあるのでしょうね。金融機関としては頻繁な売買をしてほしいと思っているふしがあります。長期保有を勧める一方で、「売り時ですよ」なんてアドバイスをしてくる存在なんですよね。ですから、金融機関の意向に乗っかっている人の場合は、早く売らせようとするアドバイスをしがちなのかも。

  1. 外国債券を入れるかどうかは、なかなか難しい問題です。外国債券を入れても、リスクを下げる効果は小さいと考えられるからです。そもそも外国債券は、期待されるリターンに対して、為替のリスクが大きすぎると言う問題もあります。 []

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投資信託では金融機関はどこを使う?

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ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。

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