銀行員はどんな気持ちで投資信託を売っているのだろうか?

このサイトでも何度か触れていますが、銀行(店舗型の銀行に限る)の投資信託の営業方法にはちょっと気になる点があります。何が気になるかと言うと、手数料が高い投資信託をすすめているふしがあるのです。

手数料が高いということは、当然ですが、投資家にとっては不利に働きます。手数料が高ければ、その分パフォーマンスも悪くなるからです。手数料が高い投資信託のほうがパフォーマンスが良いということもありませんしね。

逆に、これも当然ですが、手数料が高ければ銀行には有利になります。手数料が高い投資信託を売れば、銀行の売り上げが増えるからです。

つまり、個人投資家にとって不利な商品を売ると、銀行が儲かる仕組みになっているのです。嫌な言い方ですが、銀行が儲かるためには、顧客に不利な商品をすすめないといけないわけですね。

このことに関して、銀行の窓口で投資信託を売っている人はどう思っているのでしょうか。

悩んでいる人もいるようです

知恵袋を見ていたら、これに関する面白い質問がのっていました。ちょっと引用してみましょう。

銀行員2年目の女です。

銀行員には投資信託を売るノルマがあります。
投資信託って、自分もしていますが(ノルマ達成できなくて買いました)、 どうしてもいいものとは思えません。
上司は「あなたたちみたいに若い人たちは、将来年金もらえるかどうかだってわからないんだから、いまのうちに投資信託をして運用した方がいい。年寄りの金持ちに売るのはもちろん、若いお客にどんどん売るべき。」と言うんですが、それにも賛同できません。

真面目な人ですね。まあ、投資信託についてちゃんと勉強したら、銀行の販売方針には違和感を感じるのは当然でしょう。もっと良い商品が身近にあるのに、それ以外の商品を積極的に売っている場合も多いわけですから。

まあ通常は、自分の中で折り合いをつけるのだとは思います。「ベストでは無いけど、悪いものを売っているわけではない」という感じでね。あるいは、「仕事だから会社の方針に従うのは絶対だ」ということで納得しているのかも。何にも考えていない人も多いでしょうけどね。

ちなみに、この方の悩みは意外と深いようです。銀行員を続けることすら負担になっているようです。

きっと、「仕事なんだからそんなこと言ってられない。仕方ない。甘い。」という方ばかりかと思いますが、皆さんはどう思いますか?このまま銀行員を続けていけるかどうか悩んでいます。

ここまで思い悩むと、ちょっとかわいそうですね。ただ、投資信託の手数料の高さをちゃんと勉強すれば、疑問に思う人がいるのは無理からぬところです。割り切れる人ばかりでは無いでしょう。

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