投資信託を使って投資をする魅力の一つは、分散投資がしやすい事だと考えられています。しかし、分散投資をすると、利益も減ってしまうのでしょうか?だとしたら考え物ですよね。
このような疑問を持っている人は、少なからずいるようです。例えば、知恵袋には次のような質問がありました。
投資信託って、分散投資できるからリスクが少なくすむと言われていますが、逆にいうとあまり儲からないということですか?
実際のところはどうなのでしょうか?分散投資はリスクを減らす代わりに利益を削る仕組みなのでしょうか。
利益を減らさずリスクを減らせるのが分散投資の魅力
結論からかいてしまうと、分散投資をしても期待される利益は減りません。期待される利益を減らさずにリスクを減らせるのが、分散投資のメリットです。
期待される利益を減らさずにリスクだけ減らすなんて聞くと、ちょっと嘘みたいな話だと思うかもしれません。しかし、数学的にも証明できる事実なのです。
リスクを減らさずにリターンが減るからくり
数学的に説明するのは大変なので、例を挙げてみてみることにしましょう。分散投資でリスクが減る仕組みは、簡単に言うと、次のような感じです。
まず、同じくらいの利益が期待される投資信託AとBがあったとします。AとBは互いに反対の値動きをする傾向にあったとしましょう。反対の値動きと言うのは、Aが上がったときにBが下がることが多いということです。
このような関係があるとき、AとBを単独で買うよりも、AとBの両方を買ったほうが、値動きのばらつきが小さくなります。なぜかというと、反対の値動きをするAとBは、お互いの上げ下げを打ち消しあうからです。
投資においてリスクと言うのは、ばらつきの大きさのことをさします。ということは、AとBを組み合わせると、リスクが小さくなるわけです。
一方で期待されるリターンはAもBも同じくらいです。ですから、期待されるリターンが減るわけではありません。
分散投資のエッセンスは、大体こんな感じです。
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