投資信託の中には、正式名称とは別に愛称を持っているものもあります。例えば、今一番の純資産総額を誇る新光US-REITオープンには、ゼウスという愛称が付いています。
率直に言って、以前は、このように愛称を付ける意味が分かりませんでした。愛称があった方がマーケティング的に有利なのかもしれませんが、投資家の側には特にメリットが無いように思えたのです。
さらに言うと、投資信託の愛称にはダサいものや意味不明のものも多い気がしています。例えば、先ほど挙げたゼウスと言う名前も意味不明です。アメリカのREIT に投資する投資信託で、何でギリシャの神様の名前なのかと思うのです。しかもゼウスは、不動産とは全然関係ない神様です。
個人的にはこういった部分が嫌いだったので、愛称が付いている投資信託には、ちょっとマイナスのイメージを持っていました。「無理に愛称なんて付けなくても良いのに」と思っていたのです。
類似の投資信託と区別するには便利
ただ、これだけ投資信託の数と種類が多くなると、愛称を持っていた方が便利な場合も増えてきました。
例えば、これを書いている時点で2番目に純資産総額が大きいのが、フィデリティ・US・ハイ・イールド・ファンドという投資信託です。この名前だと、インターネットなどで情報収集をしようと思ったときに、情報が探しにくいのです。
この投資信託の名前で一番特徴的なのは、「ハイイールド」という部分でしょう。情報を調べようと思ったら、「ハイイールド 投資信託」と言うような検索ワードで検索をかけるでしょう。
しかし「ハイイールド」というのが名前に入った投資信託は、この他にも何本も存在するのです。ですから、情報を集めているときに、混乱する可能性が大きいわけです。目的の情報にたどり着くのに、若干かもしれませんが、余分に手間がかかってしまいます。
それでも、正確な名前が分かった上で調べれば、誤解する可能性は小さくなるとは思います。最終的には、目的の情報を探すことは出来るでしょう。
しかし、どこかで名前を聞いて調べようと思ったときに、似たような名前の投資信託が何本もあれば混乱しますよね。結局探している投資信託が見つからないと言う可能性も捨てきれません。
その点、愛称が付いていれば、一発で探すことが出来ます。「ゼウス 投資信託」みたいな形で探せば、間違いなく新光US-REITオープンが見つかりますから。
ネットで情報を探す時代になって、愛称の重要性は大きくなっている気がします。
もうちょっと工夫してほしい気も
ということで、私個人としては、愛称を付けることには一定の意味があると言うのが現在の考えです。ただ、名前の付け方に関しては、もう少し工夫して欲しいという思いも強く残っています。
例えば、REIT の愛称で使うなら、ゼウスよりもガイアの方がふさわしいと思うのです。ちなみに、ガイアはギリシア神話の大地の女神ですね。
ただ、ゼウスはまだましな方で、名前を口にするのも恥ずかしいような愛称もあります。具体名は挙げませんけど。
投資信託会社の皆さん、もうちょっと頑張ろう!投資家に恥ずかしい思いをさせないでください。
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