投資信託をどこで買うのが良いのでしょうか?| 金融機関によって、かなり有利不利があります

投資信託の購入先について相談させてください。

投資信託を購入する金融機関によって、何か良し悪しは有るのでしょうか。アドバイスお願いします。

ちなみに現在持っている口座は、SBI証券、松井証券、イオン銀行の3ヶ所です。この3つのうち、どこを利用するのが良いでしょうか。あるいは、これ以外の金融機関が良いのでしょうか。

金融機関によって良い悪いはあるのでしょうか?

質問サイトを見ていると、この手の質問を見かけることが多いです。確かに、これから投資信託を始めようという人や、本腰を入れて投資に取り組もうという人には気になる事ですよね。

結論から書いてしまうと、どこで投資信託を買うかは、かなり重要です。利用する金融機関を間違うだけで、数万円や数十万円という単位で損をする可能性も小さくは無いのです。

何故そんなことが起こるのでしょうか。また、それ以外にはどんな違いがあるのでしょうか。

投資信託を取り扱っていないところもある

金融機関を選ぶときに知っておかなければならないことの一つが、投資信託は全ての金融機関が扱っているわけではないという点です。実は、今回の質問であげられている3社の中だと、松井証券では投資信託を買うことが出来ません。

松井証券のサイトの「商品・サービス」というページに行くと、次のような項目が見つかります。

投資信託・投資証券
 上場投資信託(ETF)  不動産投資信託(REIT)
 上場投資証券(ETN)  米ドルMMF

これを見ると、投資信託を買えるのかと思うかもしれません。しかし、銀行で扱っているような一般的な投資信託は買えないのです。ETF やREIT、ETN というのは、市場に上場されているちょっと特殊な投資信託です。これは一般的な投資信託とは異なるのです。

ですから、一般的な投資信託を購入したければ、投資信託を扱っている金融機関を選ぶ必要があります。

購入できる投資信託が金融機関によって異なる

金融機関選びでもう一つ大事なのが、金融機関によって取り扱う投資信託が異なるという点です。A銀行で扱っている投資信託が、B証券では扱われていなかったりするのです。

実は、日本で一番純資産総額が大きい投資信託でも、扱っているのはホンの一部です。ですから、欲しい投資信託があるのなら、先ずは売っている金融機関を探す必要があります。と言うことは、金融機関選びは後回しということになるでしょう。

逆に金融機関を先に選ぶなら、取り扱っている投資信託が多い金融機関を選ばないといけません。そうしないと、いい投資信託と出会えない可能性もあります。

個人的には、金融機関を先に決めて、そこが扱う投資信託を選ぶ方が良いのでは無いかと思います。投資信託によって金融機関が分かれると、管理が大変ですからね。

ちなみに、イオン銀行とSBI証券を比べると、SBI証券の方が圧倒的に取り扱う本数が多いです。ということは、今回あげられた3社の中では、SBI証券を選ぶのがよさそうです。

手数料は金融機関によって異なる

金融機関をしっかり選んだほうがいいもう一つの理由は、金融機関によって手数料が異なることも多いからです。

投資信託には2つの大きな手数料があります。一つは販売手数料と呼ばれるもので、もう一つは信託報酬と呼ばれるものです。

信託報酬は金融機関に拠りません。どこで買っても同じ信託報酬を取られます。しかし、販売手数料は金融機関によって異なるのです。ですから、販売手数料を安めに設定している金融機関を選ぶ必要があります。

手数料の差が金融機関によって大きく異なる例もある

販売手数料は、金融機関によって大きく異なる事もあります。販売した額に対して、1%程度差があるのは普通です。もっと大きい場合もあるでしょう。

1%というとそれ程大きな手数料だと思えないかもしれません。しかし投資信託の場合は、動く金額が大きい場合も多いです。その場合、1%程度の差がかなりの額になるのです。

例えば、投資額が100万円だったら、1%の手数料率の差があると1万円手数料が違います。全く同じ商品を買って1万円も違うのです、これはかなり大きな差と言えるでしょう。

販売手数料の率の差が1%より大きい事も多いですし、投資額がもっと大きい事もあります。そうなると、数万円、数十万円単位で手数料が違う事もあるわけです。

ちなみに、ネット証券やネット銀行は販売手数料が安いことが多いです。その意味でも、SBI証券は良い選択肢と言えそうです。

知ったかぶりの意見に気をつけよう

今回最初にテーマとしてあげた質問は、某質問サイトにあった質問を参考にしたものです。ですから、当然、それに対する回答も付けられていました。実は、この回答が相当酷いものでした。

そもそも松井証券が投資信託を扱っていないことに対して触れているものは一つもありませんでした。そんな事も知らないのに、偉そうにアドバイスをしていたわけです。仮に知らなくても、ちょっとチェックすれば分かることなんですけどね。

販売手数料の差について触れているものも、一つだけでした。販売手数料の大きい小さいは、投資にかなり影響するはずなんですけどね。

こうした誤った情報が伝わるルートは、質問サイトに限らないでしょう。投資の分野に関しては、知ったかぶりの人が多いようです。どこかで聞いてきた中途半端な内容を、したり顔で話す人も多いようです。

変な情報をつかまされないように、注意が必要です。

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ちなみに、手数料等を考慮すると、iDeCo の窓口金融機関にはネット証券がお勧めです。興味がある方は資料請求から。

投資信託では金融機関はどこを使う?

投資信託を使って資産運用をするならSBI証券がおすすめです。取り扱い本数が2,500本以上とかなり多く、顧客満足度も高い証券会社だからです。

投資信託の積立をして長期的な資産形成をする場合も、やっぱりSBI証券が良いでしょう。銀行や信用金庫からの自動引き落しに対応していて、とても便利です。月々100円から積立てられるのもメリットですね。

ETF を選ぶ人は手数料にこだわっている人が多いはずです。もしそうなら、証券会社に支払う売買手数料にもこだわるべきですよね。大手証券会社の窓口なんかで買ったら、手数料が高くなって本末転倒です。

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