米国株のアクティブ投信の残高が急減| お金の向かった先は米国株のパッシブ投信

米国株のアクティブ運用の投資信託の残高が、2016年7月に、329億ドルも減ったのだそうです。これは、1993年以来最大なのだとか。1

日本円にして3兆円を超える額が、一か月で流出したということですね。結構な額が、米国株のアクティブファンドから出て行ったのが分かります。

出て行ったお金はどこに行ったのかというと、米国株のパッシブ運用の投資信託に向かったようです。338億ドルが米国株のパッシブ運用の投資信託に流入しているのだとか。

つまり、米国株のアクティブ投信から流出したお金と同額が米国株のパッシブ株に流入しているわけです。ということは、全体としては投資信託を通して米国株に投資している額は変わらないということですね。

投資信託を売る側にとっては不利、投資家には有利

ただ、これは、投資信託関連の業種からすると、あまりうれしい傾向ではないでしょう。というのも、パッシブ投信の手数料はアクティブ投信と比べてかなり安いですからね。

手数料が安いということは、投資家にとってメリットが大きく、投資信託を売る側にとってメリットが小さいということです。つまり、投資信託を売る側にとって不利な出来事が起きたということですね。

一方、投資家にとっては良い動きと言っていいのではないでしょうか。なぜかというと、一般にアクティブ運用の投信よりも、パッシブ運用の投信の方がパフォーマンスが良いことが知られているからです。手数料がかからない分だけ、結果にも反映されるわけですね。


  1. アクティブ米国株投信、7月は過去最大の資金流出-パッシブ型に流入
    Bloomberg 2016年8月13日 []

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